ゲームの想い出ノート

ゲームはクリアしたらほぼ手放してしまいますが、ゲームの想い出が薄れていくのは寂しいものがあります。このブログはゲームの想い出が風化する前に形に残したいと考え、綴ったものです。評価やプレイ日記というより、あくまで想い出なので記述内容に偏りや、想い出補正があります(特に昔プレイした作品)。ゲーム攻略の参考にはなりません。注釈無くネタバレもありますので、ご注意下さい。

ドットホラーストーリー(PS4・2019)

・「あなたの人生、お金より大事なものは何ですか?」→ゲームを楽しめる心と体です!

現在大絶賛プレイ中のDARK SOULS3が最後のDARK SOULSシリーズかと思うと、

腰を据えてじっくりやりたいため、

箸休め的にこちらをやってみました。

『あなたの人生、お金より大事なものは何ですか?人間の倫理観を問う、サイコホラーアドベンチャーゲーム。』

だそうです。

この後にもゲームの概要紹介がPSストアに載っていたため、まんま拝借しようと思いましたが、

かなりほぼゲームの内容のあらすじそのまんまだったため、省略します。

 

・身も心も売ってしまい、腐ってしまったようです。

ゲームを始めると、ぼわーんとした色合いのサイドビュー画面に男が立っています。

抑えた色調の二次元グラフィックで、登場人物の顔がやたらデカい2頭身という特徴的なキャラデザイン。

「身も心も売ってしまい腐ってしまった私の話。」といったモノローグが流れ、

男を操作出来ます。

この男は主人公のプライス。法律事務所の社員であり、事務所の共同経営者になりたいという野望のもと、仕事を頑張っているという人です。

居る場所はアパートの廊下みたいな感じの所で、プライスはグッドウィンさんの家を訪ねようとしていました。

しかし廊下にある全ての部屋に声をかけても「グッドウィンではない」と回答を得て、

いぶかしむプライス。

ここであってるはず。

と思い直し、もう一度部屋を訪ねると、グッドウィンさんはしらばっくれていたことが判明。

中に入れました。

グッドウィンさんは人の良さそうな老齢のご婦人といった感じの人で「もう少し待ってくれ」と言いますが、 

プライスはすまなそうに謝りながら「当物件を差し押さえさせて頂きます」と宣言。

グッドウィンさんはぽろぽろ涙を溢します。

きまずい…。

グッドウィンさんは気を取り直してコーヒーでも淹れてあげようとコーヒーを淹れに行き、

待たせて貰うプライス…さっさと帰れよ…。

結局、コーヒーは切らしていたそうで、月末退去だと告げ、おいとますることにするプライス。グッドウィンさんはまた大泣きします。

きまずいので、さっさとエレベーターに乗り、帰りたいところですが、

廊下奥の213号室のドアがバーンと開きます。

不審に思いながらも213号室へ向かうことにするプライス。…なんでだよ。

いかにも今から怖いことが起こりそうな演出が挟まりつつ213号室へ。

213号室には、銃で自殺したと思われる死体があり、そこに遺されたメモには「自業自得だ。クソくらえ」と書いてありました。「マジかよ」と、おののくプライス。

213号室の住人はなにやら金融関係の本をたくさん読み、金融関係の仕事をしていたらしい。 そしてホラー小説が好きだったらしい。

ていうか勝手に人の家をうろうろするなよ、という気がしますが、

他にやれることがないため、ギミックを解いて奥へ行くと、 突然金の亡者らしい三人のおじさん…マクデイド、ブルトン、ムーアが派手な音楽を流しながら立っています。

彼らから「プライス、あの貧乏ばばあからの取り立て、よくやったな。もっと金を稼いで大金持ちになれば我々の仲間に迎え入れてやる。その為にはもっと取り立てをやってこい」と言われます。

彼らはプライスの上司。この三人が法律事務所の共同経営をしています。で、プライスはその仲間に入れて貰いたい、と。

ここら辺の細かい所はゲーム本編では明確に語られず、PSストアの概要に載ってます。

さて。

なぜ213号室から突然、そんなおじさん達の所に繋がっているのか?意味が判らず動揺するプレイヤーと裏腹に、

「はい!頑張ります!」とプライス。

まあ、幻覚が入り交じった不思議な世界観なので、そういうもんだと思うことにします。

奥にある扉をくぐると、

「もうすぐ昇進だ。だが人の心を捨ててまで手に入れるべきなのだろうか?」とモノローグで悩むプライス。

うーん、213号室探索してたら心証風景に入ってしまったのでしょうか?

その後、赤黒いグロい象に追いかけられるシーンが挟まり、踏み潰されてYOU DIEDのような感じになりますが、

直後に、

「話が逸れたな。本当はあれを見てすぐ逃げたんだ」とヒントメッセージのようなものが出て、セーブした所からすぐやり直しになります。本作は決められたセーブポイントでのみセーブが行えるセーブ制です。

この象に追いかけられている間、泣いているグッドウィンさんの姿に「罪悪感」とかメッセージが出てたので、この象に追いかけられるシーンはプライスの良心の呵責みたいなものが表現されているらしいです。おもくそ踏み潰されて死んでましたけど。

象のシーンを抜けると、プライスは自室で目を覚まします。

いつものようにコーヒーを飲もうとしますが、

水道から水が出ません。

「ボロアパート。早く出ていきたい」とこぼすプライス。水道代が払えないわけではなく、アパートがボロいせいなのか…。

直後に雨が降ってきて、雨漏りした水を使ってコーヒーを淹れます…これは侘しい。

プライスも貧乏なんですね。だからお金を稼ぎたいのか。

コーヒーを落とす間うろうろしていると、

プライスの両親が現れます。

「両親は死んでいるのに」

と焦るプライスですが、

両親は「まあ良いじゃないか。お前について良くない噂を聞いたぞ」とコーヒーを勝手に飲みながら話します。

プライスは「このボロアパートを見てよ。抜け出したいんだ…」と言いますが、

両親は「人を傷つけてまでしなくてはいけないのか、よく考えるんだ」と言い、消えるのでした。

泣くグッドウィンさんの姿がちらつきますが…プライスは取り立てへ向かいます。

今度は森に住むテイラーさんを立ち退かせる仕事。

 

・テイラーさんを立ち退かせる。

人里離れた森に住むテイラーさんをなぜ立ち退かせなくてはならないのか。

それは市がここに高速を通すから。

テイラーさんはやってきたプライスに「さっさと脅し文句を並べろ」と、剣呑な様子ですが、

プライスはなるべく誠意を持ってテイラーさんに語りかけます。

テイラーさんは、内心では立ち退きはやむなしだと理解していた上に、

プライスが誰かがしなくてはならない嫌な仕事をしにきただけの人だとも判ってくれたようで、

「書類にサインする。キャビンで話そう」とすんなり事が進みます。

しかし当然すぐ終了とはならず、

「先に行って、暖炉の火を興しておいてくれ」と頼まれます。

外の薪を運んでマッチを使い、火を興そうとするのですが、薪が湿っておりうまく着火しません。ふーむ、王の薪ならしっかり燃えるんですが…。

仕方無しに勝手に他人の家を物色し、ゴミ箱に捨ててあった書類を燃やすプライス。BONFIRE RITしました。

「俺は火を生み出したぞ!」とドヤっています。こいつ結構調子乗りですね。

そうこうしているとテイラーさんがやってきて、

「実は犬を飼っているんだけど行方不明で…。ドアは開けられないのに部屋から消えてしまったのだ。探してくれないかな?そしたらサインする」という話の流れへ。

えっ…なんでそんな事を?いやまあ、不気味な場所を探索して、ちょっとした謎を解いて、不気味な演出を見せられるゲームなので、探索しなきゃ話にならないから仕方ないんですが。

というわけで、テイラーさんの家を探索します。

犬の寝床はやたら臭く、テイラーさんに尋ねてみると、

前日、スカンクに悪臭を浴びせられ、当然、洗ったのだけど完全に取れてない事が判明します。

以後、悪臭を辿れるようになるのですが、どんだけ臭いんだワンちゃん。スカンク恐るべし。

探索しているうちに、

扉に穴が開いていた上に、地下室をくぐり、物置にまで向かい、更に森の外に出ていってしまっていた事が判明。テイラーさんよ…。

森の外にはなにやら血溜まりが。

ワンちゃんの血じゃないだろうね…と震えながら奥へ向かうと、

ワンちゃんを見つけますが、

ワンちゃん、獰猛に小動物を貪り喰ってます。

一瞬、グッドウィンさんが犬に貪られている画になっており、グッドウィンさんをこすることに余念がない制作者。抜かりなし。

それにしても、

思ってた感じのワンちゃんじゃなかったな…。マルチーズとかトイプードルみたいなのを期待してたんですが…めちゃくちゃワイルドな犬でした。

まあ、森に住むテイラーさんの犬ですからね、そりゃワイルドですよね。

さすがにこの獰猛ワンちゃんに近寄る勇気はなく、

持っていたガソリンの匂いでも嗅がせて「こっち来い」しますが、全く無理でした。

何かおいしい匂いを嗅がせて誘うのが良さそう。

あーだこーだして、手袋に血の匂いを付けて咥えさせるとワンちゃんはプライスの言うことを聞き、テイラーさんの元へ戻りました。

テイラーさんも、「書類にサインした。すぐ退去する」と述べ、立ち退かせ終了。

マクデイド、ブルトン、ムーアが再び現れ、

プライスに「良くやった」と誉めますが、

「しかしわざわざ犬を探してやる必要はなかった。次回はもっと厳しく接するんだ」とも言われてしまいます。

その後、場面が切り替わり、

恐らくプライスの夢の中。

パジャマを着て怯え顔のプライスを操作して、

グロいモニュメントがある廊下を歩いていくと、

大量のグッドウィンさんが蠢いている部屋を右往左往させられます。

そして場面は切り替わり、電話がかかってきて受話器を取るプライス。

それは「グッドウィンさんが発作を起こして、倒れた」という事を報せるものでした。

「現在、状態は安定しているが本人は意気消沈している」とのことです。

もちろん、プライスは親戚などではないのですが、他に身寄りがいないから、プライスを呼んでほしいとグッドウィンさんが老人ホームのスタッフ・スチュワーズに頼んだらしい。

…なんでだよ。

いくら身寄りがなくたって、別に知り合いとかいるでしょ。なんでよりによってグッドウィンさんはプライスに会いたいんだ…。

と思ってたら、ここまでが夢だったのか目覚めるプライス。

そこへ本当にスチュワーズから電話がかかってきます。

それは「グッドウィンさんが脳卒中を起こした。しかし容態は安定している。プライスに見舞いに来てほしい」と告げるものでした。

プライスはグッドウィンさんのお見舞いに老人ホームへ出かけます。

 

・老人ホーム。

玄関に受付の人がおらず、

ズカズカ無断で探索することになる老人ホーム。

部屋の一室の入口に降りた鉄格子。

廊下に座り眠る老人。

経費削減のため、芋しか出ない食事。調理師の人が「たまには肉も出してあげたい」と嘆いていました。

地下室へ行けば、安上がりだからという理由で、亡くなったお年寄りを機械でグチャグチャにする係の人がいたり…。

地獄のような老人ホームになってました。

これはプライスが、グッドウィンさんへの罪悪感のあまり病んでるから幻覚としてそう見えてるんですよね?ね?

さて。

「吐きそう」と言いながら、グチャグチャにされた老人の亡骸から適当な肉を拾い、

「非常に上質な牛肉を手に入れたんだ」と調理師さんに渡すプライス。やはり病んでますね。こいつ、大丈夫なんでしょうか?

そして老人ホームを徘徊して、ミイラ化した老人が持っていた花を手に入れ、グッドウィンさんに渡すプライス。

お見舞いの花を現地調達とは恐れ入りました!

グッドウィンさんへの罪悪感から、

「一緒に住もう」とまで申し出るプライス。 

グッドウィンさんから、プライスは仕事をしただけで全く悪くないこと、自分を責めないように諭されます。 

グッドウィンさんからそういう言葉を貰ったプライス。

とりあえず、例の三人組からは後1つ仕事をするよう仰せつかっているため、

次の取り立てに向かいます。

ジョーンズさんのアパートへ。

 

・ジョーンズさんのアパート。

変な薬の煙を吸って、不思議なキノコの幻覚を見まくりながら廊下を爆走するパートです。

ジョーンズは最後にバンド演奏付きのパーティーなどしながら盛大に退去したいらしいのですが、支払いの件でバンドと揉めてしまい、

そのバンドをプライスがうまく説得して、

無事にムーディーなギグが始まり、立ち退かせ完了です。

休みの日。

コーヒーを飲みながら新聞を読むプライス。

そのお悔やみ欄にグッドウィンさんの名前を発見したプライスは、深くショックを受け、

結局、仕事を辞めるべきだと考えるに至ります。

しかし辞める前に、グッドウィンさんの墓参りに出かける事にするのでした。

 

・墓場。

墓場はグッドウィンさんのお墓参りに行くだけなんですが、

ちょっぴり探索させられます。

で、

グッドウィンさんのお墓に参ったプライスは、

仕事を辞める決意をするのでした。

 

・職場。

仕事を辞める決意をしたプライス。

うろうろしていると、

自分の三人の上司達が、グッドウィンさんとテイラーさんとジョーンズさんにクソみたいな応対をしていた事を知り、

余計に凹みます。

とにかく辞めよう!辞めるんだ!

と、ドキドキしながら上司の部屋へ。

すると。

プライスの昇進を祝うサプライズパーティーが始まりました。

そしてマクデイド、ブルトン、ムーアと同列に並べられた自分の名札を見せられるプライスは、

とても辞めるなんて言えなくなり、

そのまま仕事を続けることに…。

おいおい…。

しかし、数年後。

プライスは精神を病み、仕事を辞め…

でも一度上げた生活のレベルは下げられず、

若い男から立ち退きを告げられます。

そう。

この物語は、プライスが自分に似た若い男に、己の後悔を語っていたのでした。

若い男はかつてのプライスのように、すまなそうにプライスに立ち退きを告げ、去っていきます。

プライスは、

自分の後悔話を聞いて、あの若い男が道を踏み外さないことを願いつつ、

粛々と、自殺の準備を始めます。

遺書は「自業自得。クソくらえ」。最初の謎の銃自殺死体と同じ文面でした。

そしてショットガンを咥えたプライスは…。

制作者…どうやらお一人でこのゲームを作られたそうです…からのメッセージが表示され、エンドです。

メッセージには、「次回作の構想は既にあります!」とか語られています。

確かこれ2出てましたよね?有言実行素晴らしい。

 

3時間程でクリアでき、

トロコンもやろうと思ったらあっという間に出来たコンパクトな作品で、ゲームオーバーになってしまうところもたぶん最初の象だけなので、安心です。

結構サイコホラーな雰囲気満点で良い気分転換になりました。

しかし、最後の結局仕事を辞めると言えなかった所はちょっとモヤりましたが。

続編はどういうストーリーになるのか、興味津々です。

すごく簡単にプラチナトロフィー欲しい人や、さくさくっと気軽にサイコホラーアドベンチャーゲームを楽しみたい人におすすめできそうなゲームでした。

 

トロコンした日:2021年4月12日