ゲームの想い出ノート

ゲームはクリアしたらほぼ手放してしまいますが、ゲームの想い出が薄れていくのは寂しいものがあります。このブログはゲームの想い出が風化する前に形に残したいと考え、綴ったものです。評価やプレイ日記というより、あくまで想い出なので記述内容に偏りや、想い出補正があります(特に昔プレイした作品)。ゲーム攻略の参考にはなりません。注釈無くネタバレもありますので、ご注意下さい。

Chaos;Head NoaH その3(PS3・2012)

というわけでその3です。

各ヒロイン個別ルートと、トゥルーエンディングになります。

ヒロインの攻略順番は…いわゆる好きなもの程、後回しという思考で進めていきました。

 

・あやせ編『罪過に契約の血を』

あやせルートを序盤に確定させ、

第八章までは普通に共通ルートと同じお話が進んでいきます。

で、第八章が『罪過に契約の血を』…あやせルートになると。

ちょうどあやせの自殺未遂騒動…本人は死ぬつもりではなく、魂を一つ上のステージに持っていこうとしただけでしたが…が起きて、

拓巳が花壇をリアルブート、梨深が衝撃を受けて、拓巳の前から姿を消してしばらく経った頃、

自殺未遂以後入院しているあやせのお見舞いに三住と行くという段階です。

この頃には共通ルートなら梨深は一応また拓巳の前に顔を出していて、一緒にお見舞いに行って、梨深は途中であやせと二人で会って平手打ちされていたはずですが、彼女は居ません。

梨深が居ないもんだから、あやせに守ってもらいたいなあなどという目論見もあってお見舞いに行く拓巳。

しかし病室は異様な事になっていました。

共通ルートでは、あやせの病室を訪ねた時、彼女のディソードが窓際に立てかけてありました

が、

なぜか他にもディソードが立てかけてあります…形状的にたぶん、梨深のと七海のですね。

そして血まみれのあやせ。

えっ…どうした?

彼女は邪心王は巧妙な精神侵略を行ってきていて、

最初はあやせも黒騎士を集めようとしたが、もはや他の黒騎士はあてにならず無理だと判断、ディソードを七本集める方向にシフトした様子で、

暗に梨深と七海を血祭りにあげたことを示します。

拓巳は恐怖しつつも、殺された相手が誰かも判らないし、彼女に「守って」とすがります。

あやせは了承し、拓巳も自分を守って欲しいと返します。

もうすぐコキュートスの門が開き、邪心王が顕現する。急がなくては…。

はぁ…?

あやせによれば、小説『グラジオール』は、今渋谷で起こっていることを記した予言書であるそうです…作者はギガロマニアックスだったのかもしれませんね。

あやせはグラジオールから、すべての知識を把握している感じなので、それに出てきているディソードは通じますが、ギガロマニアックスと言ってもそれが何を示すかすらも知りません。

でもまあ、やはりキーワードがグラジオール由来で特異なだけで、会話は成り立ちます。

黒騎士はいわゆるギガロマニアックスを示すという感じ。

なるほどねー、とあやせについて理解していく私と拓巳。

何気なく彼女の愛読書『グラジオール』の本を手に取り、ぺらぺらめくって私と拓巳はゾッとします。

白紙。

全部。

彼女にそれを指摘すると、

彼女はそんなはずはない。何回も読んでいるのだと言い、鼻先に突き付けても、ここに文字がみっちり書いてあると主張する始末…。

…なにこれ。

元々あるグラジオールにあやせが感銘を受けたのは事実でしょう。

実際、グラジオールの小説についてはウィキペディアみたいなサイトで拓巳も調べてましたし、そこに出てくるディソードのレプリカを購入したというブログもありました。

が、今彼女が持っている本はただの白紙の本で、彼女は妄想で物語を読んでいる…という感じですか。

確かに『グラジオール・サーガ』という、グラジオールと黒騎士の戦いの物語を書いたハイ・ファンタジー小説はあります。

が、彼女が読んでいるというグラジオールの小説は『グラジオール記黙示録詩編』。

彼女の妄想の産物で、

脳内でグラジオール風にアレンジした予言を、グラジオールを読んでいると思い込んで、口にしているという感じかな。

まあ、なんにせよディソードを持ってるから強いし、もはや拓巳はあやせを信じるしかないので、

彼女のそばにいることにします。

病院食をつつくあやせ。

病院食は邪心に侵されており、故にまずい。

拓巳がよく食べているカップラーメンなども邪心に侵食された食べ物なので、黒騎士として覚醒したいなら摂取を止めるべきと言いながら、

自分は邪心を払う食べ物…チョコレートしか口にしないとほざくあやせ。メロか。

中二病のわがまま程度の事なら可愛い、で済まされるんですが、あやせの場合、なんか洒落にならない領域なんですよね。

その後、病室に泊まれと言い、時間も忘れて熱心にグラジオール記について語るあやせ。拓巳が聞いてなかった事が判ると怒るあやせ。

あれもそれも拓巳が邪心に染まっているせいだと断定するあやせ。

邪心に侵食されるのではなく、邪心を支配しろと言い、拓巳の覚醒の為なら何でもすると言い、濃厚なキスをしてきて、

拓巳がヘラヘラしていると、それも邪心に侵食されているからだ、と平手打ちをするあやせ。

ひとしきりあやせに振り回されていると、

あやせが素早く拓巳とクローゼットに身を隠します。

そこへ葉月がやって来ます…でもそれはただの巡回ではなく、どうやら何かしにきたようでした。音からして、背には例の端末を背負っていたようです。

諏訪と電話で話しながら出ていく葉月。

あやせは、黒騎士は敵から次々に心を殺されており、自分達に出来るのはせめてディソードを回収することだけだと言います。

ていうか、ディソードって回収とか出来るんですか?本人以外に扱えるものなの?

よく判りませんが、時間帯は判が諏訪の凶弾に倒れ、優愛が覚醒した頃合い。

銃声が聞こえてきたので、あやせと屋上へ。

屋上には血まみれで倒れている判と優愛、そして優愛の傍らに突き立っているディソード。

わけが判らず呻く拓巳とは対照的に、

あやせは淡々と、

判は死んでいて、優愛は体は生きているが、心が死んでいる状態だと、彼らの脈を取って判断します。

彼女はこれも予言されていたのだ、と言いますが拓巳から、望んだ妄想では?と言われて、

それを確かめる術はないと返します。

ああ…そうか、各ヒロインのルートは、それぞれのヒロインが望んだ世界ということになるんですかね。

そしてあやせは突き立てられた優愛のディソードに、自分のディソードを近付け、共鳴させます。

ほどなく彼女の左手に優愛のディソードが握られていました。

疲労の色を見せつつも「四本目よ」と微笑むあやせ。

これから世界に未曾有の災厄が起きる…世界は融解し連結する…と怯えるあやせ。

それはあやせが妄想し、平たく言えば望んだ結果産み出される世界なんでしょうか?

その時、空が白み、ノアⅡによるサードメルトが起きました。あやせは「グラジオールが目覚めた」と呟いています。

渋谷へ向かうあやせと拓巳。

渋谷はもちろん地震により地獄絵図と化していましたが、

それとはまた違う異変が起きていました。

空が赤錆びた色に染まり、

黒い靄に覆われた人が突然発狂したかのように笑いだし、しかも脈絡なくいつの間にか手には強力な武器…そしてその場で殺戮を行う…。

拓巳は驚きます…でも気付いたら空は曇り空。そんな殺戮なんて行われていなかった。

あやせと進んでいくと、そこは地下鉄の駅のホーム…セナと梢が、ぼうっとして座り込んでいました。

二人とも心が死んでいると言い、あやせは彼女達のディソードを手に入れ、これで六つになって後は拓巳だけだ、と微笑みます。

その間にも、セナと梢の顔が黒い靄に包まれて、梢が鏡の破片でセナを惨殺したり、

セナが父親の肉を食いちぎったりしているものが一瞬見えて、たじろぐ拓巳。

いくらなんでも、行く先々でこうも都合よくギガロマニアックス達の心が死んでいるところに出くわすなんてことがあり得るでしょうか?

拓巳はあやせに、これはあやせが望んだから起こっていることであり、一体どういう結末を望んでいるのか尋ねます。

彼女は彼女の世界から解放されたいのだ、と語ります。

生まれた時から彼女に見える空の色は、赤銅色でした。赤錆びた、不穏な空。

そして彼女の目には人々の周りに漂う黒い靄…邪心が見えていました。

即ちそれは負の妄想。むきだしの欲望や悪意。

普通の人が本来は頭の中でちょっと思うだけの、おぞましい行為が、

彼女の目にはいつも剥き出しで見えていたのです。

拓巳がノイズのように一瞬見た、

黒い靄に覆われた人達が、

おぞましい事を、はばかられる事を平気でしている姿は、あやせが見ている負の妄想の世界が垣間見えたものでした。

…そら狂うわ。すまん、あやせ。

だからこんな世界から解放して欲しいと拓巳に願うあやせ。

本当はあの時、魂を一つ上のステージに持っていこうとしていたが、拓巳が自分を救ってくれた…それから拓巳の存在はあやせにとって希望となっていました。

だから覚醒しろ、と迫るあやせに、無理だ、と返す拓巳。

しかし、あやせによれば、彼女もまた邪心に支配されつつあり、彼女の心を救うためには彼女の黒い靄を引き抜くしかないようです。

拓巳はあやせに付いてきたのは、梨深は居なくなったし、あやせなら助けてくれる打算があったからだとしつつも、

弱々しげに拓巳に救いを求めるあやせを心から救いたいと思いました。

あやせの黒い靄…それはあやせが見せたくない負の心。欲望の塊。

それはヒルのような姿をしており、とてもおぞましい姿をしてあやせの胸に埋まっていました。

顔を背けて逃げ出したい願望に支配されながらも、なんとかそれを引っ張り出してあげる拓巳。

そして所在なく拓巳の腕で暴れるあやせの邪心だったヒルは、いつしか拓巳のディソードへと姿を変えます。目覚めました。

なんで?知りません。

あやせは拓巳に礼を述べ、自分の話を真面目に聞いてくれたのは拓巳が初めてだと言い、大好きだと告げます。

お前は依存しているだけだろう…と思いますが。

その時、赤銅色の空が黒く変わり始め、あやせがグラジオールが来たと言います。

グラジオールに対抗するには黒い大蛇。

それが邪心を打ち砕く邪心だと言い、

ディソードが七本あれば姿を現すのだと彼女は構えます。

ですが。

何も起こらないまま、グラジオールの侵食は空を黒く染め、黒い靄が辺りを侵食し、

渋谷にある人や死体、瓦礫…あらゆるものが腐れ始めて、

ぐずぐずした黒い液体が、足元に溜まり始めます。渋谷が、腐れ谷とか病み村みたくなるんですかね?あれはグラジオールのせいだったのか?

あやせはやはりディソードだけでなく、黒騎士が七人揃わなくては駄目だったのかと、絶望の涙を溢します。

ふーむ、トゥルーエンドではみんなで野呂瀬に立ち向かう展開にでもなるんでしょうか?

拓巳が、グラジオールを倒す妄想をすれば良いのでは、と言いますが、どうすれば良いか途方に暮れるあやせ。

じゃあ歌えば良いと思い付く拓巳。

あやせはこれまでずっとFESとして歌ってきた。それにより、あやせ1人しか知らない『グラジオール記』を渋谷の若者達に浸透させてきた。

それと同じようにすれば良いのでは、と。

あやせは躊躇しますが、拓巳からFESの歌が好きだと聞くと喜んで勇気を振り絞り歌い始めます。

曲は『罪過に契約の血を』。

杭を打て。これは当初、張り付け事件の予言とされていた歌。

でもこれを聴いた拓巳はこれは張り付け事件の予言ではなく、グラジオールを倒すヒントの歌だと確信します。私にはなにがなんだか…。

七本のディソードを空に突き立てれば、あやせの世界は壊れて、あやせは赤錆びた世界から救われる。それを予言した歌だった…んそうです。

あやせのディソードに、すべてのディソードが結集。あやせはそれを満身の力で空へ投擲します。

赤黒い空がひび割れ…そして壊れます。

空は美しい青空へと変じました。

二人は青空を見上げています。

あやせは初めて美しい青空を見て、その美しさに感嘆し、涙を流します。

地上は先程までの侵食により混沌としていましたが、それでもこの世界は美しい。

あやせ編終了です。なんやかんやで最後は格好よくてテンション上がりましたし、結末も素敵で、あやせも好きになりました。もちろんFESの歌も良かったです。

 

・梢編『殺戮に至る病』

梢ルートを確定させ、七章までは普通に進めると、七章の途中からちらほらと梢のエピソードが新規で挟まり始めます。

まずは、『DQNパズル』の犠牲者となる三人が拓巳をボコって、拓巳が気を失うシーンの後に、

梢が三人と拓巳の心の声を聞き付けて、その場に現れ、

三人に対して、拓巳をいじめた報復として、ディソードで無邪気に血祭りにあげるシーンが挿入されます。

あまりにも無邪気かつ非情で凄惨なリンチ。

…これ、大丈夫なのかな?

そして、梢が以前故郷で食らった集団ストーカー…色んな人が待ち伏せして、彼女に鏡の反射光を当てる…を、また食らい始めている様子が描写され、

あやせルートと同じく、

例によって、梨深が姿を消した以上、誰に救いを求めるかで悩んだ拓巳は、梢に救いを求めることにします。

「梢は人として歪んでいる気がするけど、結構馬鹿そうだから、僕の頼みも案外素直に聞いてくれる気がする」そうです。

…相変わらずひどいな、こいつ。

学校に行くとやはり梨深は居ません。

なので梢にテレパシートーク

殺されそうだから、梢のディソードで自分を守って欲しい、と持ちかけます。

しかし梢から「こずぴぃのこと馬鹿そうって思ってるでしょ」と指摘され焦る拓巳。

しかも梢は誰彼構わずリンチするわけではない、と言い、基本的に自分に対し、悪いことをしようとした人しか血祭りにあげないのだ、と断られてしまいます。

殺してあげても良いけど、セナから止められているから、とも。

正論で断られてはどうしようもない。

とはいえ、ボディーガードとか殺し屋みたいな事こそ積極的にしてくれないものの、

梢は、拓巳に一緒に帰ろうと誘ってきたり、

友達にもれなくプレゼントしている、お母さんが作ってくれた可愛いビーズで作った小物をくれて親しくしてくれます。

もれなくと言いつつ、渡すのは拓巳が2人目。つまり梢には友達と呼べる人がほとんどいない。自分と似ていると感じる拓巳に、

梢も拓巳を見てそう感じたのだ、と返します。

ベースへ帰る道すがら拓巳は、周りから携帯のカメラでパシャパシャ撮られて、笑われているような気がして、逃げ帰ります。

ベースでも集団に取り囲まれて、撮影されている音が止まない。

SNSを開くと、拓巳のベースを撮影したものが晒されていた…。

あやせルートであやせの見ている世界を垣間見たように、

梢と関わったから、梢の世界と交ざりあい、結果として梢のような集団ストーカーの被害に遭ったというわけでしょうか。

一方、梢は、三住の彼女とその取り巻きに因縁をつけられ、屋上に連れていかれます。

そこにはクラスの女子達が。

そして前々からウザいと思っていた、とみんなからなじられ、リンチが始まります。

髪を引っ張られたり、殴られたり。でも、このくらいなら耐えられる…と、耐えようとした梢でしたが、

その時、辺りに奇妙な音が響き、女子達はうつろな表情となり、ふところから手鏡を取り出し、梢に反射光を当て、「お前は誰?」と言い始めます。

それは梢のトラウマ。

梢は悶絶し、その場にいるもの全てを殺したいと深く願います。

その瞬間、彼女の手にはディソードが現れ、その場は殺戮の舞台と化しました。

一方拓巳は、将軍とその手下に追われるという切迫した妄想から逃れられず、奴らを殺してやりたいと願いながら、

とにかく意地でも梢に助けてもらおう…殺してもらおうと学校へ向かっています。

しかし教室に梢の姿はない。

梢を探すと、彼女の声が聞こえてきました。

隅っこにうずくまっている梢は全身血まみれ。

拓巳は自分の敵か味方かと尋ねる梢に、味方だと返答する拓巳。だから梢にディソードで助けて欲しいのだと言います。

でもその時、屋上で梢がディソードを振り回し、無数の肉片と化したバラバラ死体の中で佇む姿が一瞬見えて、たじろぎます。

梢は…一体何をした?

大量の他人の血…梢をいじめた人達の血…を頭から被っている梢を、今更ながら異常だと気付く拓巳。

そっと教室を覗くと教室には女子が1人も居ません。

屋上に行ってみると、そこには大量の血の海と、その中に転がっているバラバラの肉片。

梢を見やると「拓巳しゃんは味方だよね?」とにっこり微笑みます。血まみれのまま。

たまらずその場を逃げ出すと、

階段で、梨深と再会します。

嬉しさのあまり泣きそうになる拓巳。

しかし梨深は、拓巳を消そうとしていました。ディソードを振りかぶり、拓巳に突き立てようとしてきます。

拓巳は梨深に騙されていたショックで、彼女に憎悪を向け、許せない殺してやると心から願います。

その心に呼応するように、

梢が現れて、

梨深の体をディソードで薙ぎます。

彼女の華奢な体は吹っ飛び、近くにあった下駄箱に突っ込んで、それを破壊し、瓦礫に包まれて見えなくなってしまいました。

ひえっ…。

彼女の体は瓦礫の下で見えませんが、すぐに血が流れてきて、ほどなく近くにあった彼女のディソードは光の粒子となり消えてしまいます。

梨深が死にました。

確かに殺したいと願ったし、裏切られた事は苦しかったけど、それでも梨深が死んだことは悲しく、己の衝動的な感情を反省した拓巳でしたが、

でもともあれ、もう拓巳を救ってくれるのは梢だけ。

拓巳はディソードを構えている、血まみれの梢にすがりつきます。

先程まで笑っていた彼女は今、悲しそうで苦しそうでした。

ただ自分の都合で利用しようとしているだけ。

一度は梢から逃げ出した拓巳を、身勝手だとなじりつつも、彼女も拓巳を抱きしめ返してます。

梢を必要としてくれたから、拓巳を守ると血まみれの彼女。

彼女は以前、セナ父から負の感情を否定することはない、と教えられて以来、ディソードも負の感情も否定しないようになりました。

それが極大解釈され、

梢は、自分と拓巳をいじめる者は全て殺すと誓います。

彼女の心はどす黒い妄想に支配され、疲れて、へたりこんでしまいます。

とにかくこの場に留まるのはまずい…梨深の死体がありますし。

外に出れば良いものを、血まみれゆえに外に出ることも出来ず、校内を徘徊。

どうやら屋上の惨劇は発見されたようで、校内はパニックを起こしていました。

行き合った生徒と教師が、カメラと手鏡を持っており、梢が殺してしまいます。

…何人死ぬのこれ…。

しかし梢はやはり本心では殺したくないと思っているらしく、

ディソードに身を委ねて殺すべきと肯定する梢と、殺したくないと否定する梢が混在しており、今にも心が壊れそうです。

三住とクラスのDQN達も出会いますが、三住は彼女が殺されたため逆上しており、拓巳達が殺ったのか?と怒りに任せて詰問してきます。

一緒にいたDQNが、まあ待て待てと言い、

拓巳に話しかけてきます。

七海は可愛いかったな、と。

ダーススパイダーが俺達に七海を提供してくれた、と。片手がない七海をみんなでなぶってやったと。

血まみれでうつろな表情をして、裸に剥かれた七海の画像を拓巳に無理矢理見せつけるDQN達。

なんだこいつら、顔もないモブの癖に!

絶対に許さない!

三住もその場に居たようですが、それより自分の彼女が大事なんだそうで、詰問を続けてきます。

それよりってなんだよ、こいつも死ねば良いと思いますよ。

プレイヤーの怒りと同時に拓巳もブチギレます。

護身用に持ってきていたナイフをDQNの胸に何度も突き立て、

そして梢に声をかけます。

「全員…ぶち殺してよ」

梢は悲しい顔をしつつも、あっという間に全員血祭りにあげます。

学校の外には諏訪とポーター達。

もちろん、これは諏訪が拓巳を覚醒させるべく追い詰めようとした結果でした。

生徒達の様子がおかしくなり、みんな拓巳や梢に敵意を剥き出しにしたのは、拓巳達を追い詰めるため、諏訪が仕組んだことでした。

何人死んでもどうせもうすぐサードメルトでみんな死ぬから構わないと教祖から言われているので、徹底的にやる。

セナが現れて、拓巳達にこれは罠だ、お前達は嵌められているんだ。敵はポーターで、奴らを叩けとディソードを構えて、警告しますが、

拓巳と梢は既に殺意に身を委ねてしまっており、梢は相反する感情で壊れる寸前。

二人にはもうどうすれば良いのか判りません。

セナは梢はディソードの使いすぎで自我崩壊を起こしかけていると指摘し、これ以上妄想をしてはいけない、と警告します。

梢は、セナに「セナしゃんはこずぴぃの味方?」と尋ね、「味方だ」と力強く返すセナ。

梢は、心底ホッとして、セナに大好きだと笑いかけ、

そしてディソードでセナを薙ぎ払おうとします。

「こずぴぃじゃない!剣が勝手に!」と悲痛な叫びを上げる梢。

もう梢は、壊れていました。

セナは「梢は負の妄想に取り憑かれている」と解説、自分でディソードを制御できていない状況だと述べます。

つまり殺戮マシーンと化した。

ディソードを消すことも出来ず、セナに向かって振り回し、殺す殺すと呟きながら、心で嫌だと泣き叫ぶ悲惨な状態の梢。

梢は、ただでたらめに、顔を背けながら、それでいて正確にセナを殺そうと凶器を振り回す。

セナはそれをなんとか受け流しながら、梢を羽交い締めにします。

殺して、と懇願する梢。

たぶん死ななくてはもう梢は、止まらない。止まらなければセナをも自らの手で殺してしまう。

セナは涙を浮かべながら、梢は、たった1人の友達だから絶対に見捨てたりしない、と言い、彼女に元に戻って欲しいと願います。

セナは…本当に甘い。

いつもすごく冷静で、強気なのに肝心な所でこんなにも甘い。

梢の腕から、関節が外れるような音がして、あり得ない方向に曲がり、

彼女はたまらず「ダメー!」と叫びます…でも止まらない。

梢を後ろから羽交い締めにしているセナ目掛けて彼女のディソードが突き立てられます。

すぐさま梢は淀みなくセナへ追撃、それは致命傷でした。

セナは、

梢を救えなくて、SOSに気付いてあげられなくてすまない、と謝り、

梢と過ごす時間が、唯一安らげる時間だったと語り、慕ってくれてありがとうと告げ、

そして梢にとどめを刺されました。

セナ可哀想過ぎる…。

梢は慟哭します。もちろん、こんなの梢は望んで居ませんでした。泣き崩れていると、諏訪がやってきます。

抵抗できないように、拓巳と梢に銃を乱射する諏訪。

それでも梢の動きを止めることは出来ず、彼女のディソードが呆気なく諏訪を殺します。

でも梢は諏訪の銃により、致命傷を負ってしまっていました。

彼女は倒れ込み、ディソードが揺らいでいきます。

拓巳も全身が寒くなってきており、気を失おうとしていましたが、なんとか梢のそばへ。

二人は花壇の花の上に仰向けに寝転がります。

彼らが二人で見上げる空は、色とりどりのビーズを散りばめたような不思議で綺麗な色をしていました。

梢は空に浮かぶぶちゅぶちゅさん…ビーズの小物の事を梢はそう呼んでいました…のようになりたいと言い、拓巳も一緒に来てくれるか尋ねます。

拓巳は、こずぴぃは最期まで裏切らないでくれたから、一緒だと彼女の手をとります。

梢はゆっくりと息を引き取り…

そして空が白く染まっていきます。

ぶちゅぶちゅさんが消えるところを梢が見ずに済んで良かったと拓巳は安心するのでした。

梢編『殺戮に至る病』終了です。

救われねえー!悲惨過ぎる!

どうしてこうなった…。

破滅的な美という観点では素晴らしい幕切れなのかもしれませんけど、梢が報われなさすぎて…。


・優愛編『月と太陽

冒頭の選択ですぐ確定させる事が出来る優愛ルート。

優愛は第3のニュージェネ事件の犯人を西條拓巳だと確信し、彼の教室の黒板に「その目誰の目?」と書き込んで反応を見ていたという描写がされたり、

彼女の妹・美愛が死ぬ直前に日記で「その目誰の目」と大量に書き残していたうんぬんのテキストが挿入されていたり、

優愛の行動の理由について更に詳しく知ることが出来ます。

そして、西條拓巳がニュージェネの犯人だと信じ続けて行動する優愛。

それもどうやら諏訪がそう思い込むよう仕向けた節があります…拓巳を追い詰めるためですかね。

フリージアで判と百瀬に西條拓巳が犯人だと持論を展開しますが、

判から、拓巳は容疑者から外れたと聞かされ、

そんな馬鹿なと思う優愛。

その後、偶然か…故意にか遭遇した諏訪から、集団ダイブの犯人は、ダーススパイダーのヘルメットを被っていた…ダーススパイダーといえば、オーフロントで拓巳がダーススパイダーのヘルメットを掴んで寝てたよねーなどと唆され、

やはり西條拓巳が犯人か!と再確信する優愛。

彼女はベースに突入すると、拓巳に問答無用で襲いかかります。

拓巳の口を手で塞ぎ、彼に馬乗りになると、

お前は多重人格で、将軍という人殺しの人格がある。

それを放置することは許されない。

「出てこい、人殺し」などと持論を例の調子でまくしたてます。

拓巳が泣きながら、将軍とは別に存在する個人である、と説明しますが、

彼女は全く聞き入れず、

ベースの扉に内側から南京錠をかけて、

ベース内に二人で閉じ籠ります。

「逃がさないから」と呟く優愛。

一方、判は改めて美愛について調べていました。

それはなんとなくでしたが、端々になにか違和感を感じる。

例えば、集団ダイブの遺品。

美愛の遺品として眼鏡があったのです。

でも、美愛に眼鏡をかけていたという情報は発見できず、視力も良い。

眼鏡をしているといえば優愛なのですが…。

そして美愛は、社交的な優愛と対照的にアニメ好きのおとなしい性格であった…。

更に事件直前にファーストフード店で二人で入店し、トイレに二人で入り10分程出てこなかったと、店員からの証言があった。

一体、何をしていたのか。

拓巳のベースでは、拓巳が後ろ手に縛られて、優愛に見張られていました。

彼女は一睡もせず、

あなたが将軍、もう1人のあなた、負の側面、あなたの狂気、快楽殺人者、美愛はなぜ選ばれた。答えて、答えてよなどと、淡々と病的に呟き続けているようです。

怖い。

長引く拘束状態。

別に肉体的に苦しめたい訳じゃない、これはあなたを救うためなのだ、と、

気持ち悪い事を言いながら、食事を作って食べさせようとする優愛。

優しい感じになりますが、拓巳が優愛の申し出を拒否すると、すぐまた例のヤバい感じになり、

冷えてパサパサになったパスタを近付けてきて、食べろ食べて、食べなさい。食べないと等々、延々1時間も繰り広げてきます。

この女、バグってるんですか?

無理矢理にパスタを口に押し込まない辺りに優愛の最後の良心があるのか…いやそのせいで却って不気味です。

拓巳もあまりの不気味さにひたすら戦慄し、

恐怖に根負けして、泣きながら、口に運ばれてくるパサパサのくそまずいパスタを食べていました。

…なんと悲惨な。

拓巳はなぜこんなことをするのか優愛に尋ね、優愛は集団ダイブの被害者に妹の美愛が居たことを明かし、その犯人に迫るためだと告げます。

拓巳は、

つい先日、自分も妹が騒動に巻き込まれたため、優愛の気持ちを理解することは出来ましたが、

かといって、あまりに常軌を逸した優愛に恐怖するばかりです。

そしてその後は、また怒涛の詰問モードへ。

時間の感覚が無くなるほどにそれは続きます。

優愛は監視の疲れが出たらしくうとうとして倒れ込み、拓巳も眠ります。

気が付いたら彼女は居なくなっていました。

拓巳は放置されている間に、このまま彼女が帰ってこなければ死んでしまうと危機感を抱くうちに、

優愛を信じよう…というか依存する事を心に誓い、

彼女が帰って来た暁には「おかえり」などとのんびりほざく始末です。

しかし、彼女の目には狂気が宿っていました。

一向に将軍が出てこない事に焦りを感じているらしく、拓巳の髪を掴み、

お前はお呼びでない、引っ込めと強烈に告げます。

もう、このような直情的な手段に出るとは想定外だった拓巳は、

やはり優愛を信じては駄目だった、と悲鳴をあげます。

優愛は、

美愛が集団ダイブ前からストーカーに遭っていたことを明かし、

あの集団ダイブも、本当は美愛1人が標的で他は巻き添えだったと推測を披露します。

そこまでは良い。たぶんそうだったのでしょう。

彼女は美愛は日記に苦しみを綴っていた。彼女の苦しみを見ろ、

と拓巳に美愛の日記を見せます…が、それの表紙には優愛の日記と書いてある…。

それを指摘しても、目の当たりにしても、優愛は完全に美愛の日記だと思い込んでおり、

何を言ってるの?と怪訝そうにしています。

拓巳が尚も指摘し続けると、優愛は苦しみ始めます。

拓巳は、美愛なんて居なかったんじゃないのか?多重人格とは優愛の事なんじゃないのか?と畳み掛け、形勢逆転します。

優愛は「美愛には左胸の付け根にほくろがあったんだ!」と言い、左乳を鷲掴みして披露します…そこにはほくろがあり…

今ここにいる優愛が、本当の美愛なんじゃないのか?

という疑惑がむくむく。

優愛は顔面蒼白になり、「私は誰?」と呟きます。

その時、サードメルトが発生。

優愛は…本当は美愛である彼女は、自分が優愛と入れ替わった時の事を思い出していました。

ファーストフード店で、双子の姉の優愛と待ち合わせをしていた美愛。

これから初めて会う人達と会うつもりだったと話します。

それはアニメファンのオフ会のような感じのものでした。

でも姉のために不良ぶっているけど本当は、人見知りで引っ込み思案のアニメ好きでしかない美愛は今になって、会うのは怖くて無理だと考えており、

社交的な姉に入れ替わりを頼むのです。

優愛は、かなり前のめりで、やるなら徹底的にやろうと制服も入れ替え、美愛に成り代わります。

でも眼鏡だけは無理で…優愛は眼鏡をかけたまま美愛として、出かけていった…そして美愛として死んだ。というわけだったのです。

全て思い出した美愛は、拓巳にそれを明かします。

本当は、美愛である自分が死ぬはずだったのに、優愛を死なせてしまった…。

彼女は優愛を殺したのは自分も同然だと悟り、もう将軍なんてどうでもよくなった…だから、あの集団ダイブの現場に一緒に来て欲しいと誘う美愛。

死ぬつもりだと推測しつつ、

しかしそれを止める術は自分にはないと悟った拓巳は、了承して彼女と歩きだします。

美愛とコーネリアスタワーへ…塔は無事でしたが停電していたため、非常階段で屋上へ向かうことになります…41階立て…が、美愛は止まりません。

美愛は、優愛が死んだ後に自分が優愛だと主張し始めた美愛に気を遣って、美愛の主張を受け入れようとした。

その結果、両親の心もおかしくなって、

そもそも美愛なんて居なかったのだと言い始めたのかもしれない。

美愛は、優愛は憧れであり、彼女が笑顔でさえいてくれればそれで良かったのだと語り始めます。美愛は心から、姉のために自らを犠牲にしてきたのです。

可愛いぬいぐるみも要らないと言い張り、優愛に譲り、学校だって優愛に良い学校に通って貰いたくて、わざと素行不良な態度をとった。

親から疎まれてもそれで満足だった。

姉は姉で、美愛の真意を理解しており、美愛に優しく接してくれていた。

たまにお節介が過ぎてウザいと思ったりもしたし、敢えて冷たく接していたけど、

それでも優愛はいつも優しく、

大好きでかけがえのない姉だったと言い、

自分が死ねば良かったのだと美愛は心から思っているようでした。

屋上についた美愛は拓巳に一緒に飛ばないかと誘います。

もちろん拒絶する拓巳に、

そりゃそうだよね、と笑う美愛。

彼女は拓巳と予約しに行った星来のフィギュアをちゃんと買いに行ったし、部屋に飾っていて気に入っていると話します。

優愛のアニオタの部分は、演技ではなく、美愛の本当の姿だった。

もしかしたら、ニュージェネなんてなくて、美愛が美愛のまま拓巳と出会っていたなら、

一番、意気投合できていたのかもしれませんね。

美愛は、屋上から静かに飛び降ります。

でも、落ちている最中に、死にたくないという強い想いに晒されます…誰かにこの手を掴んで欲しいと願いながら落下して、地べたに叩きつけられる美愛。

次の瞬間には、彼女は屋上に立っていました。

そばには拓巳が居て、手を差しのべてくれています。

君に死なれては困る、この状況では僕が突き落としたみたいだ…殺人犯扱いはごめんだと素っ気なく呟く拓巳。

確かに自分は飛び降りて、地面に叩きつけられた感触もあったのに…と戸惑う美愛に、妄想でも見ていたんじゃないか、と拓巳。

美愛は、

本当に心から優愛と同じ痛みを味わって死のうと思っていたのに、

もうあの恐怖と痛みを知ってしまった以上、二度と飛べないと拓巳にこぼします。

拓巳は、どもりながらも「今ので君は一度死んだ。優愛の痛みを知ったなら、もうそれでいいじゃないか…。これからまた美愛として一から生きていけばいい…優愛の分まで」と、なかなかグッとくる事を言います。

なんか知らんうちに拓巳が良い感じになってる!いつ覚醒したんだよ、お前は!

実は何も解決してない気もするんですが、美愛の心が救われたという一点においてはとても素晴らしい終幕でした。

こずぴぃに比べりゃもはやどれも良い気もしますが…。

優愛編『月と太陽』終了です。

優愛は詰問する時に病み全開になるところが結構好きでした…もちろん関わり合いにはなりたくないタイプの人ではありますが…。

 

・梨深編『アニマの像』

梨深編の条件を満たすと、シナリオの合間合間に梨深の視点、行動などが挟まります。

張り付け事件現場に行く前の梨深。

将軍の病室で、彼への恩義から、将軍と暮らし彼の介護をしたりしていた梨深は、

将軍が西條拓巳をリアルブートし、彼を覚醒させ、ノアⅡを破壊してもらおうとしていることを知り、彼を止めようとします。

西條拓巳が覚醒すれば、将軍は死ぬ。

だから、西條拓巳を覚醒させない為に、彼を庇護しつつ、ノアⅡもなんとかしてみせる。

恩義を感じている将軍の為に。

そこに恋愛感情はなく。純粋に恩を感じている。

彼女は彼女なりの理由で、将軍とは対抗することになると笑います。

将軍は、敵は敵で西條拓巳に接触を開始していることを、グリムとナイトハルトのチャットから知ります。

そして張り付け事件が彼のそばで起きることも。

梨深はその事からあの現場に行きますが、

相手はノアⅡの端末を使い、瞬く間に現場をより残酷な現場に変え、

梨深を妄想に巻き込み、彼女の服をも身に付けたこともない翠明の制服に変えて、血まみれで現場に佇んでいるという姿に変えました。

そして、その時に拓巳がやって来て、それを目の当たりにしてしまった、というのがあの時、あの場所にあんな姿で梨深が居た理由だったようです。

将軍はグリムとナイトハルトのチャットから敵が拓巳に接触していることを知ります。

グリム…葉月も、自分がチャットルームに居た時は沈黙していて、ナイトハルトと二人になった途端にチャットを始めたこの将軍こそ、現実の『西條拓巳』だと気付き、

彼らのチャットログを拾って、諏訪に電話で報告していますが、

見ているうちに、チャットログの書き込み時間が変化し、相手が途方もないギガロマニアックスだと改めて気付くのでした。

つまりこれは将軍が己の存在を撹乱するための工作だったようです。

そしてある日、まるで今までもずっと通っていたかのように、突然教室に現れ溶け込んでいた梨深。

もちろんギガロマニアックスの能力を使ったのだと想像はしていましたが、教室に入ってきて、己の妄想をみんなに送り込み、周囲共通認識を生じさせ、教室に溶け込む、その瞬間も描写されます。

クラスメート達にはうまく行きましたが、

拓巳にはいまいち効きが弱かったため、あんなことになってしまったのですね。

ちなみに三住が拓巳に対して親しくしている件は本当に何の干渉もないようです。

三住の拓巳に対する友情は本物だったのでしょうか。

それとも梢編で露になった、冴えない男にも優しくしてあげてる三住くんステキ!という女受けを狙った打算から始まったものだったのか?

まあ、本当…どっちでも良いですけどね。

ともあれずらっと共通シナリオを進めていき、

セナが拓巳に襲いかかってきて、梨深が拓巳達の前でディソードを振るうシーンから梨深編『アニマの像』が始まります。

セナは妄想シンクロでトラウマ攻撃を行い、あっさり心を折りますが、

本来向かってくるはずじゃなかった梢の方は、

拓巳が「セナもこずぴぃも敵だったから、梨深、殺してよ!」といらんことを言ったせいで敵対する羽目に。

本当、この主人公いらんことするよな…。

なんとか梢もトラウマ攻撃してやり過ごしますが、

梢に気が取られていたせいで、

セナが苦悶の末に屋上から飛び降りてしまうのを止められませんでした。

更に最悪な状況は続き、

鏡トラウマによって自我が崩壊した梢がディソードを振りかざし、拓巳を殺そうとします。

梨深は梢を殺してはいけないと思いながらも、拓巳を殺させないという気持ちが優先して、

咄嗟に彼女を斬り殺してしまいました。

…あかん、これ…バッドエンド直通なやつや…。

もうこの時点で梢編ばりにバッドエンドしか見えない…。

殺すつもりなんてなかった、と狼狽して、気絶してしまった梨深をベースに運び込み、

拓巳はどうしたもんかと悩んでいました。

目の前でセナと梢が無惨に殺された事はショックでしたが、それを行った梨深に対しては、自分を守ってくれたので良しとし、

早く目を覚ましてくれないかな…死体を妄想で消してもらわないと、警察に見付かっちゃうよ…。などとクソみたいな事を考えつつ、外をチラッと見ると、血だまりだけで死体は消え失せていました。拓巳パワーでも発動させたのか?

ホッとしつつベースに戻ると、梨深が目を覚ましていました。

でも様子がおかしい。

「りみってだれ?わたしはりみじゃないよ」

記憶がないどころか、子供のように無邪気に振る舞う梨深。

………これ、心が自殺しました?

彼女が拷問を食らっていた頃、何度もやっていたという例のあれ?

幼女化した梨深に戸惑いつつも、こうなったのは自分のせいだとさすがに自覚はあり、彼女の世話をしているうちにサードメルトが起こります。

拓巳は妄想の世界で大量の梨深が死んでいる墓場を目の当たりにします。

辛すぎる目にあうために心を自殺させ、新しい心を生み出し、生きてきた梨深。

最初の梨深は咲畑梨深という名前ではなかったかもしれませんが、もう彼女にはそれを認識することも出来ません。

両親と旅行中に事故に遭い、彼女は天涯孤独となりました。

剣が見えたと口走ったことから、野呂瀬に目をつけられ、天涯孤独の身であるゆえに死亡扱いにされ地下室に監禁された梨深は、

連日酷い拷問を受け、耐え兼ねて精神を自殺させていく…。後は我々の知った通りです。

拓巳はそれを妄想シンクロで見たようです。

梨深の悲惨すぎる過去。

酷すぎる目に遭い、死んでいったたくさんの梨深の心の死骸達。

それでも僕には梨深が必要だ。守ってもらいたいという自分本位な理由だけど、でも梨深と一緒ならそういう駄目な自分を変えられる気がする。

そして彼は梨深の復活を強く願います。

たくさんの梨深達が少しずつ統合されていき、1人の梨深がその場に残ります。

梨深は今また再び拓巳に心を救われたことを感謝し、

そして拓巳に対する愛情(ちょっとそこら辺は本当に意味判らない)から、彼と口づけを交わし、拓巳を守ると再度固く約束すると、

拓巳は絶対にこの件には関わらせないと決心し、彼を眠りに誘います。

タクミとタクと、二人の恩に報いるため。

その場に現れた将軍に、彼女はみんな守ってみせる。七海も助けると笑って、

ノアⅡ破壊のため、安置されている場所に乗り込みます。

野呂瀬のディソードに張り付けにされている七海に駆け寄る梨深。しかし、その場にいつの間にか現れた野呂瀬に、あっけなく致命傷を負わされてしまいます。

梨深は最初から野呂瀬にかなうなんて、思ってませんでした。命を代償にあわよくば、とは思っていましたが、それでも無理なら、

なんとか七海だけは命に代えても逃がす。

梨深は己のディソードを翼に変えて、七海を逃がします。

その時。梨深の心の中に将軍の声が届きます。

梨深が命と引き換えにこの状況に向かおうとしていることはお見通しでした。そして結局西條拓巳は目覚めなかった。

だから、申し訳ないけれど自分の最期の妄想を梨深に託すと、将軍は言います。

何も知らずに優越感に浸りながら梨深をいたぶる野呂瀬。

そして彼女を妄想の世界で永劫にいたぶろうと、梨深に妄想を仕掛けます。

その時、梨深に託した、将軍の最期の妄想『その目誰の目?』が発動し、

野呂瀬は将軍の最期の化け物じみた妄想であっさり精神をやられ、梨深にその心臓に杭を打たれ、絶命してしまうのでした。

ノアⅡは残ったままですが、とりあえず野呂瀬はこの手で倒した。梨深は拓巳の事を思いながら、七海は助けたよ…と、ゆっくりと息を引き取ります。

ベースで拓巳に話しかけてきたのは将軍。

将軍は、

セナと梢の死体は僕が隠した。敵は梨深が殺してくれた。もう戻ってこない。僕ももうすぐ死ぬ。君は自由だ、それじゃ。と、用件だけを告げて去っていきます。

拓巳は呆然としていましたが、梨深が自分のために行動してくれた事、頑張ってくれた事は痛いほど判っていました。

将軍は、もう梨深は戻ってこないと言ったが、そんなことは信じない。

今まで自分のために頑張ってくれた梨深。

ずっとつらい思いをしていて、何気ない当たり前の幸せに憧れていた梨深。

今度は僕が梨深のそばに居てあげるんだ。

梨深を探しに行く。

拓巳は急にイケメンモードとなり、元気一杯の歌がバックで流れ、一見晴れ晴れとした希望をもてるエンディングなのですが…何もかも手遅れ!

拓巳の覚醒おっせぇ!

梨深は知れば知るほど、可愛くて優しい女の子でしたね。見た目も可愛いのに、明るくて元気で優しいなんて本当に理想の女の子。

でもその優しさはどこか不可解で得体の知れなさもあり、それは彼女が心を何度も壊されているからなのかなと思ったりもして。

 

・セナ編『デウス・エクス・マキナ

セナ編は、条件を満たすと、第7の事件『DQNパズル』発生のニュースを拓巳がグリムに教えられて見ている辺りから始まります。

例によって梨深は忽然と消えてしまっているので、誰を頼るかで迷っている拓巳。

真っ先に思い付いたのはセナ。

拓巳はセナの元へ向かいます。

手土産にガルガリ君を手渡すと、セナは素直にお礼を言って受け取ります。口許はほころび…本当に好きなんですね。

拓巳は1日三本のガルガリ君を報酬に、セナをボディーガードとして雇おうという魂胆のようです。

将軍に思考盗撮されてる、助けてと泣きつく拓巳。セナは拓巳の断片的な話をまとめて、将軍に興味を抱きます。

思考盗撮出来る奴はギガロマニアックスか希の人間。

セナは拓巳を守ると約束し、守ってやる代わりに行動を共にするか?と尋ねてきます。

是も非もなく頷く拓巳に、セナはじゃあこれから希本社に行こうとキッパリ。

狼狽する拓巳を強引に連れて、二人は希本社に向かいます。

セナは将軍が希の人間なら、ひょっとしたら波多野のことも知っているかもと考えて、将軍をおびき寄せるためにわざと希本社に乗り込み、階段の監視カメラに拓巳を映すという行動に出たようです。つまり拓巳を囮に使ったのだと。

まあ、囮になってもらう代わり、お前を守るとセナは約束してくれましたが。おいおい…セナさん肝心な所で役に立たないもんな…ディソードの扱い方も、結局ただの女子高生のチャンバラで、ディソードを駆使する戦い方ではないって梨深から評されてましたし…。

元々セナの中での最優先事項は波多野の発見であり、希のノア・プロジェクトはいずれ潰さなくてはならないが、本当のところ乗り込むとか興味はなかった、と。

階段をひたすら登って上へ。

途中、小休止を取っていると、セナが突然眉を潜めます。

何か聞こえる、と。

拓巳にはそれは聞こえず、具体的にセナが何を聞いたのか判りませんが、拓巳はそれを将軍だと断定。

直後に七海が囚われている映像が脳裏に送り込まれ、

拓巳は将軍に七海が囚われている、しかもここ希本社に!と、確信し、

今度こそしっかりしなきゃ!と勢い込んで、セナが罠の可能性があると止めるのも聞かず、社長室へ走り出します。

社長室は当然のごとく空で、しかも閉じ込められてしまう二人。

妄想して出れば良いという拓巳に、セナはバイオ周波数攻撃なるものを受けていると言い、

思考が一定に保てずうまく妄想が出来ない状態にされている、と返します。

部屋にあったモニターに猪鼻と神光の教祖の顔が映り、

これが罠であること。引っかかるアホがいるとは思ってなかったこと。

1週間くらい監禁して、その後拷問にかけると彼らは笑い、

セナはギガロマニアックスだから、洗脳して兵士兼慰み物にでもしてやるとほくそ笑み、

世界はもうすぐサードメルトで一変する。そこでぼさっとしていろ、と一方的に言い放つと通信が途切れます。

なんとか脱出したいところでしたが、

この部屋では思考が散漫となり、しかも感情までコントロールされてしまい、セナは拓巳を見るとドキドキしてしまう可哀想な状態にされてしまいます…。

そうこうしているうちにサードメルトが発生。

崩れる部屋の中で、セナが落ちてきたモニターに潰されそうになりました。

咄嗟に救出する拓巳。でも絶対に間に合わない!と思ったのに、なぜか出来ていました。

もちろん能力が発動したのです。さすが西條氏。

しかし崩壊は想像を絶するもので二人は大量の瓦礫で密着したまま、身動きが取れなくなってしまいました。

絶望的な状況。

拓巳が能力を使ったなんて気付いてない二人は、とりあえずセナの能力で脱出を試みようとしましたが…

目を合わせなくては周囲共通認識を作れないのに、

密着した状態で、長い時間目を合わせるなんて無理。と顔を真っ赤にして照れまくる二人。

いちいち可愛いセナの仕草に、下衆なコメントを心の中でほざきまくる西條氏。

心の声はセナにハッキリ聞こえるため、セナはその度にかえって照れまくり。

…なにこのラブコメ展開。

なかなか楽しいのですが、絶望的な状況なんですけど…。

しばらくしていると、瓦礫の向こうから声がしてきます。

波多野と、神光の教祖と、猪鼻が喋っています。

波多野はすぐそばに居て、神光の教祖達はスピーカー越しのようです。

波多野はどういう経緯でかは判りませんが助けにきてくれたようで、セナ達を瓦礫から引き出してくれます。

もう一度戻ってきても良いよと言う教祖に、もう神光の救いは求めていない。求めているのは罪の償いの先の死だけだと波多野。

教祖と猪鼻は、そこで世界の変革を見ていろと優越感に浸った声を出していましたが、

唐突に銃声が聞こえ、彼らはそんな馬鹿なとお約束のような呪詛を吐いて、沈黙します。

野呂瀬に殺されたようですね。

訳が判らず戸惑うばかりの拓巳。

ともあれ妄想を妨げる装置も壊れたみたいだし、さっさとここから出ようとセナをせかしますが、セナは波多野とのトークタイムへ。

この半年何をしていたのか、本当にノアプロジェクトとはもう関わりはないのか。今都合良くここに居るのはモニターでもしていたんじゃないかと詰め寄ります。

親子のギスギスしたトークをいたたまれない思いで聞き流していた拓巳は、視界の隅にあるモニターを何気なく見て驚きます。

そのモニターには、チャットのようなものが表示されていました。

「拓巳、見えているか?」と。

相手の名は文字化けして不明。

将軍?だとしたら、七海救出クエストのようなものをまた仕掛けてきたのかも?と、用心深く考えながらも応答します。

相手は、「こちらは300人委員会だ」と名乗ります。 

あ、そうか。敵の敵は味方…まあ純粋な味方ではないでしょうけど、今回の件、苦渋を嘗めさせられた300人委員会が動かないわけはありませんね。

相手はそちらの世界にはないガジェットを用いてモニターしていると言い、それは神の視点のようなものだからあなた達には判らないだろうが、とにかく拓巳とセナと波多野がそこに囚われていることは把握しているし、

彼らが喋っている内容も聞こえていると言います。

セナと波多野も拓巳が変なチャットを行っていることに気付きます。

ともかく、300人委員会の人とチャットタイム。

猪鼻と神光の教祖はこちらで排除したそうです。つまりさっきのは300人委員会の仕業だったと。

その企みは最初から露呈しており、成功率もゼロだったが、まあ消し去るのは当然なのだと。

なお、そもそもの話。

チャット相手曰く、

猪鼻も神光の教祖も300人委員会の一員だと思い込んでるだけで、本当は違うのだそうです。

要するにただの都合の良い駒でしかなく、本当の300人委員会は、そちらの世界には実在してなくて、表に出る体を持たない…というような表現を相手はします。

300人委員会はそちらの世界の管理者であり、それぞれ担当地区を持っていて、管理をしていると。

つまりMMORPGで言うところのゲームマスターだと。

どこまで本当にして良いものかは判りません…まあ300人委員会が管理統治する側なのは間違いないところでしょう。

相手は、協力してくれるならチートコードを与えるよと言います。

猪鼻達を排除したように自分達でやれば良いだろとセナは吐き捨てますが、

猪鼻達を排除したような協力者…バグを排除するいわゆるデバッガーはもちろん他にも存在はしているが、ノアⅡを破壊できるような者達ではない。

更に言うならゲームマスターはゲームに直接介入するものではないからだと相手は答え、

相手に対して非常に懐疑的なセナに対して、

協力してくれたなら、母と妹を復活させると言いきります。

えー…まじか、これ。

しかし、いきなり「本当なの?」と相手の言動を鵜呑みにするセナ…脆すぎるよセナ。

波多野から、「言葉に惑わされるな」と釘を刺されます。

波多野は、この虚言を以て相手は神のような高次的な存在ではなく、巧妙な詐欺師だと確信します。

人の心の弱味に巧妙につけこもうとしている存在だと。

私もそう思いますね…甦らせると言った瞬間にこれは嘘だという気がしました。

300人委員会は実在する。でも高次的な存在、別世界の存在なんかではなくて、

人間の集まりなんだろうと思います。

でもひょっとしたら、あやせの時みたいに、セナと関わった時点で、セナの望む世界に歪みが生じている可能性もありますけど。

ともあれ、300人委員会はチートコードをそちらに送りましたと言い、

場所指定は出来なかったので、取りに行って、ロックを解除して下さい。そうするとチートが有効になります。

ロックの解除はそれを破壊することです。チートコードの形は、こちらでは把握していません。

手に入れたら、ノアⅡがある寂れたプラネタリウムを破壊して下さい。それでカタがつきます。

とのこと。

拓巳はそわそわして早く行こう!とセナを促し、

波多野は300人委員会とまだ話をしたいと、その場に留まります。

二人が去った後、

300人委員会について、詳しく聞き出そうとする波多野。

相手は煙に撒きつつ、しかしはっきりとこう言います。

知りすぎた者、関わった者は全て排除する、と。

それはセナも例外ではないでしょう。

波多野は慌ててセナの後を追おうとしますが、

もちろん波多野も知りすぎた者であり、例外ではなかった。

彼はビルの崩壊に巻き込まれ、姿を消していきました。

セナは外からビルの崩壊を目の当たりにし、衝撃を受け、悲嘆に暮れます。

殺してやりたかったと泣くセナに、

だったらセナパパも甦らせれば良いよ、と拓巳。

セナは、殺すために甦らせるなんて非効率的だと言いつつも、泣き笑いします。

指定された場所…駅のコインロッカーへ行き、

中のものを取り出すと、それは赤ちゃんでした。

本物の。

とにもかくにも手に取り、うろたえるセナ。

そして恐らくこれがチートコード。

だとしたら。

破壊しないとチートコードは発動しません。

当然、出来ない!と言うセナ。

拓巳は、でもこれはあくまで赤ちゃんに見えているだけで人間ではなくチートコードだ…と食い下がりますが、

でもどうせそう言いつつも、拓巳もその手にかけることは出来ないと思いますよ。

するとそこへ諏訪が現れ、あっさり赤ちゃんを殺します。

あ!

なんだこいつ!

セナ達を殺しにきたら、赤ちゃんを殺す殺さないと訳の判らない問答をやっていたので深く考えず殺した…と言ったところでしょうか。

まあ確かに、高校生二人がデキちゃって、男の方が殺せと言っていて、女の方が出来ないと言い合っているようにも見えますね…。普通は堕ろせでしょうけどね。

ともあれチートコードは手に入れた。

後は完璧に破壊して発動させれば良いはず…。

セナは死にゆく赤ちゃんがトラウマを刺激し、泣き崩れており、役に立ちません。

無力化したセナから殺そうとする諏訪の銃撃を咄嗟に身を呈して庇ったものの、どうすることも出来ず、もう駄目かというところで、

梨深が助けに来てくれました。

事情はおおむね把握しているから、と梨深。

あなた達はノアⅡを破壊しに行って!と力強く背中を押してくれます。

プラネタリウムへ向かいますが、外から見上げている時点で、もう拓巳はさっきの銃撃のせいで死にそうです。

セナにチートコードを発動させるよう促しますが、彼女は出来ないと泣き崩れるばかり。

拓巳は、赤ちゃんはもう死んでるとセナに告げて、赤ちゃんを取り上げます。

赤ちゃんを取り上げると、拓巳の視界の端にディソードが見えます。そしてそれをあっさり手に取る事が出来ました。

さすがチートコード、あっさりディソードを手に入れたぞ!と高揚する拓巳。

ああ、そっか…つまり拓巳のディソードが即ちチートだと、まあ、そういう事だったんですね。

耐え難い精神的苦痛を以て覚醒を促したのかな。

拓巳はディソードの剣閃でプラネタリウム破壊を試みますが、見えない壁に弾かれて無理でした。

周りはいつの間にか神光の救いあれとほざく暴動者ばかりになっており、なぜか持っている銃でしこたま撃たれ、

拓巳は死の一歩前。ヘロヘロです。

さっきまで泣き崩れて無力だったセナが、拓巳の強い決意を目の当たりにして息を吹き返し、

彼を庇いつつ、その手を取ります。

一緒だ、と。

そして二人の力で放った剣閃はプラネタリウムごとノアⅡを灰塵に帰しました。

セナはチートを使って人を甦らせようなんてエゴでしか無かったと言い、

生き残ったものは死んだものの分も生きなくてはと決心するのでした。

良い感じに終わってますが、たぶんこの後二人、300人委員会に消されるか、出血多量で死にますよね。

と思ってたら。

エンドロール後、百瀬の声が聞こえます。

エラーは全て消滅。ノアⅡと野呂瀬の消去も確認した、と。

オリジナルの西條拓巳も確保済みとのこと。

セナとコピーの拓巳は死んだそうです。そりゃそうか…手を下すまでもなかったんですね。

梨深には逃げられたようですが…まあ、さしたる脅威にはならないだろうし、

世界人間牧場計画の予定は若干変更の必要がありそうだ、と報告する百瀬。

うへーこの人が300人委員会だったのか…。カオチャでも出てましたけど…。

ていうか、やっぱり世界人間牧場は企んでるし、到底、高次的な存在なんかじゃないですね、これは。

ただの詐欺師だ。

報告を終えた百瀬は、赤ちゃんが生きている事に気付きます。

赤ちゃん…どうやら死にゆく二人の妄想が命を与えてしまったらしい。

それは即ち…消すべきもの。エラーなのですが…百瀬は見なかった事にしますか、と呟いてミルクを探しに行くことにします。

人となりは基本的に、普通の人間のおばちゃんなんですね。

百瀬の正体がチラッと明らかになったところで物語は終わります。

セナは判りやすいツンデレキャラで好きでした。頭も良いし。

いつも強がってるのに肝心な時に、弱い心をさらけ出したり、

詰めが甘かったり、

非情に徹しきれなかったり。

人間らしくて好きでした。

 

・七海編『daydream』

 条件を満たすと、段ボール箱の中から七海の携帯の着メロが鳴っているというシーンから七海編に入ります。

段ボール箱を開けて、意を決してそこに入っていたものを見てみる拓巳。

そこには、血まみれのアルミホイルと七海の携帯だけがあり、右手首なんてありませんでした。

…え。でも、拓巳。開けるまで重いって言ってたし。入ってると思いますけど、右手首。

ははーん、拓巳の強い妄想で見えなくなりましたかね、これ。

なんだか良く判らないけど、七海の身に何か起こったのは確実。

拓巳はベースの外に飛び出し、オーフロントへ行こうとします。

行こうとしますが、彼の目の前に素っ裸の七海が現れます。

えっ…現実逃避する余り、妄想で七海を生み出してしまった?…妄想の産物かと思いましたが、顔面蒼白で震える七海に思わず触れると体はとても冷たい…触れれるので実体です。

リアルブートしたのか、それとも…?

とにかく人心地ついた七海に、何があったのか尋ねると、思い出せないし、なんでここにいるのかその経緯も判らないと七海。

服がどこへ行ったか?拓巳の部屋に置かれていた段ボールに入っていた血まみれの携帯をどこで失くしたのかとかはさっぱり覚えてないですが、

しかし、バングルを失くしてしまった事…喪失感だけは覚えていると七海は断言します。

まあそれは些細な事に思えた拓巳は、七海の体に傷がなく、とりあえず誰かに酷いこととかはされなかったみたいだし良かったと納得します。

ともあれ今晩は泊まりたいという七海に、まあ今日くらいは兄らしくしてあげようと了承する拓巳。

眠った後、携帯の着信音に目を覚ますと七海が居ません。

帰ったのかな?それともトイレ?

などとぼんやり考えている間にも携帯は鳴り続けます。

しぶしぶ電話の画面を見ると、それは非通知の着信でした。

嫌々電話に出ると、消え入りそうな七海の声が聞こえてきます。「おにぃ…右手を返して」と。

ひぇっ!

助かってない!

じゃあ今接している七海は…。

もちろんそんな事、拓巳が判るはずもなく、右手の件についても、この拓巳はそもそも実物を視認してないので全く意味も判らず。

七海のいたずらだと判じて、拓巳は眠りに就きます。

翌朝。何事もなく七海は挨拶をしてきます。

昨夜のは何?と尋ねるも、七海には意味が判りません。

とにかく七海が朝御飯を作ってくれていて、ほのぼのした朝を過ごす拓巳。

七海が右手がズキズキすると言っていて、拓巳は例のいたずら電話を思い出し、なんだか不安になりましたが…。

そこへ第6の事件発生のニュースが。

被害者男性は口と胃に大量の細かく刻まれた布が入っていて、それによる窒息死。布は、翠明の制服でした。失くした七海の制服かな?

ていうか、そんな事件じゃなかったですよ。手首を食べた『美味い手』だったです。

ともあれ翠明の制服は七海の制服の可能性が高く、

拓巳を煽るために七海の制服だけを剥ぎ取って、被害者の胃に詰めたんだと想像した拓巳はパニックを起こして、

怯えながら七海に謝ります。

七海が狙われたのは自分のせいだと。

笑っていた七海でしたが、拓巳から将軍の事などをあれこれ聞かされ、七海も信じて、不安になります。

とにかく心細いので二人で一緒に居ようと決めて、家族って良いな、と思う拓巳。

守ってくれとはさすがに言わないので良かったです。

でも七海がいない時、また電話が鳴ります。 

相手は七海にしか思えない声。彼女はか細い声で「どうして見捨てたの…右手が痛いよ」と悲痛な訴えをしてきます。

その後、また何食わぬ顔で現れる七海を再び問い詰めますが、やはり知らないと言われます。

一体何が起こっているのか?

拓巳は言い様のない不安に苛まれます。

そんな中、二人は心細さの余り一緒に眠ることに。

七海は純粋に兄への家族としての想いを口にします…変な意味じゃないですよ!

ちょっと七海にドキドキしながらも、妹って良いなと心から嬉しく思う拓巳。

そして…。

目が覚めた時、拓巳はゾッとします。

11月4日。

将軍にオーフロントに呼び出されたのは、10月末。

つまり、日付があれから1週間ほど経っていました。

そしてパソコンには大量の将軍…諏訪からの煽りメール。来訪を促すメールは、無視された怒りからかなり攻撃的な内容へと変わっており、七海を酷い目に遭わせてやるなどと書かれていました。

ニュージェネ事件も、通常通り、第6『美味い手』、第7『DQNパズル』と起こっていました。

焦りまくる拓巳。

外から「ここを開けて」と七海の声がします。

焦りながら扉を開けると、

右手が切断された七海がディソードを抱いて立っていました。

どうして来てくれなかったの、待ってたのに…と悲壮な顔をしている七海。

その時、拓巳の後ろからも七海の声がします。

それは拓巳の妄想の産物なのはもはや間違いない。

七海はそれを見て、その偽物の自分が居たから、助けに来てくれなかったのかと理解します。

おにぃから離れてよ!とディソードを振るう七海。

偽物の七海は妄想なので、ディソードがすり抜けていきました。

拓巳も偽物の七海…本物だと思いたい…に手を差し伸べると、彼女はすり抜けてしまいます。

抱き合った時、七海の温もりや感触が合ったのは、妄想の世界での話だったからですね。

絶句する拓巳の左手を、偽物の七海の右手が掴みます。

なんと。

右手だけ実体がある。

ということは。

もしかしなくても、この妄想七海は、右手?

ひいぃぃっ…拓巳ったら七海の右手を見て現実逃避する余り、右手を七海だと思い込んで過ごしていたのかな?

吉良吉影じゃん…。

そこへ梨深が現れて、拓巳は右手首を見たショックで現実逃避し、

七海は無事だと思い込み、妄想七海を産み出した。

そして今にもリアルブートさえしようとしている。

人間一人を丸々産み出すなんて、それはとても危険な行為だからやめてと警告する梨深。

まだリアルブートはしていませんが、そのエネルギーは甚大なもので、そのせいで1週間ほど拓巳は昏睡していたのだそうです。

ああ、なるほど。そういうことだったのですね。

とにかく妄想するのを止めろという梨深に、

拓巳はもううんざりだと思います。

自分は七海と幸せに暮らしたかっただけなのに。

こんな世界は消えてなくなってしまえば良い。

そして、七海と妄想の世界で穏やかに生きる。

妄想七海の目を見つめて、

「七海が居てくれればそれで良いんだ」と呟いた時、

サードメルトが起こります。

気がついた拓巳はベッドに寝ていて、傍らには眠る七海。なぜか事後のような雰囲気を出しますが、まあ深く考えないようにしましょう。

さっきのつらい現実は夢だった。という事にして、彼は望み通り、妄想の世界で七海と幸せに暮らすのでした。

辛い現実が脳裏を過り、悲しい気持ちになり、頬をなぜか涙が伝いますが、元気な七海が居る世界を決して誰にも侵させるものかと拓巳は決意するのでした。

清々しい程に何も解決して無い!

何も解決してないけど、妄想世界で幸せに暮らすというエンディングも、このゲームなら有っても良いのかもしれません。

七海はテンプレ妹キャラが文句無しに可愛くて、お兄ちゃんから初めて貰ったプレゼントのバングルをとても大事にしてる所なんかがもう本当に可愛くて、電波キャラがひたすら跳梁跋扈しまくる本編において、まさに癒しでした。

 

・第10章『blue sky』

全キャラのシナリオをクリアすると、トゥルーエンドに当たる『第10章 blue sky』が、選べるようになります。

このシナリオは、マザー2のように各ヒロイン達が西條拓巳の無事を祈るシーンから始まります。 

そして自我崩壊していた拓巳をみんながそれぞれの言葉で肯定し、拓巳は現実世界に戻ってきて、

野呂瀬とラストバトル。

ここら辺は全く同じですが、各ヒロインのディソードが召喚され拓巳が取り込みます。

それはあやせが言っていた七本の剣が揃うこと。

倒し方も一緒ですが、まあ七本のディソードによる力なのでノーマルエンドより凄かったのだと思うことにします。

で、梨深から殺すと言われて、キスされながらディソードを突き立てられるのですが、

それはリアルブートされておらずすり抜けてしまいます。

殺せないよ、と泣く梨深に、

殺すべきだと促す拓巳。

梨深はずっと将軍の延命のために、それをしようとしていたのだから。

でも拓巳の事が好きだから殺せない、と泣く梨深。

拓巳も梨深が好きだと告げます。 

その時、将軍の声が聞こえ、そして将軍が静かに逝った事が判ります。

悲しむ二人。

拓巳は、将軍が梨深に希望を与えたシーン…周囲共通認識で空の青を作り出したシーンを再現します。

将軍と西條拓巳は、記憶も全て受け継いでおり、もはや同一の存在と言えるものになっていました。

空はどんより雲の雨天でしたが、

二人の周囲共通認識により、すぐに綺麗な青空に変わりましたとさ。

おしまい

七本の剣が集まって、梨深に殺されず、最後に二人で青い空を出す以外は概ねノーマルエンドと変わらない感じでした。

PSnowにはラブchuchuもありますが…どうしようかな…拓巳が死ぬほどキモそうですし…。

ひとまずこれでカオスヘッドはおしまいです。

トロコンも簡単に出来ました。

 

トロコンした日:2020年9月24日