ゲームの想い出ノート

ゲームはクリアしたらほぼ手放してしまいますが、ゲームの想い出が薄れていくのは寂しいものがあります。このブログはゲームの想い出が風化する前に形に残したいと考え、綴ったものです。評価やプレイ日記というより、あくまで想い出なので記述内容に偏りや、想い出補正があります(特に昔プレイした作品)。ゲーム攻略の参考にはなりません。注釈無くネタバレもありますので、ご注意下さい。

牧場物語 はじまりの大地(3DS・2012)

牧場物語3DSで初登場。

長らく出ていたシリーズなのですが、3DSで初めて出るにあたり改めて『はじまり』の名を冠する事になりました。たぶん。

牧場物語自体は私はこれが初めてです。

以後、次作とその次作までなんとなく買いました。

これを買ったきっかけとしては、タイトルとパッケージの雰囲気から、なにかほのぼののんびりほっこり出来そうなイメージを感じ取ったためです。

 

・ほのぼの生活ゲーム。

 このゲーム、ジャンルとしては『ほのぼの生活ゲーム』と銘打ってあります。

どういうゲームなのかざっくり言うと、

主人公はさびれた小さな町の牧場主になって、まずは自分の牧場を整え、経営を軌道にのせつつ、町の住人とコミュニケーションをとったり、町をにぎやかに発展させたりしていくのが目的です。

一応、エンドロールが表示されるタイミングはありますが、完全に終わる事は確かなく、続けようと思ったら延々と生活を続けていく事が出来ます。

 

・牧場。

畑を作って野菜などを育てて収穫したり、牛や鶏といった動物を育てて、ミルクや卵を得たり、それら収穫物を加工品にしたり出来ます。

最初から全ての設備が整っているわけではなく、まずは地道に収穫物を出荷してお金を貯めて、少しずつ設備を拡充させていきます。

本作のメインと言っても差し支えないゲームの根幹部分です。

 

・秒刻みスケジュールを立て駆け抜けるゲーム。

さて、このゲームは起床と共に1日が始まります。

前日の夜更かし状況などにもよりますが、通常、朝の6時に起床します。

そこから『現実世界の1秒=ゲーム内で1分』の時間経過が始まります。

私の場合、朝起きたら、まず畑の管理です。水や肥料をやったり収穫をしたり種をまきます。

終わったら次は動物の世話に入ります。

動物は基本的に晴れの日は外に出し、雨の日は小屋の中に入れたままでお世話をします。雨の日に間違えて外に出すと動物は不機嫌になります。

外に出す方法としては、シンプルに『押す』(にわとりなど小さい動物は抱えて運ぶことが出来ます)というものと、『放牧ベルの使用』か『ペットにお手伝いでやってもらう』ものがあります。

『押す』は、経営はじめたばかりの頃は別に気になりませんが、何匹も押すようになるとさすがにベルやペットの運用を考えた方がいいでしょう。

ともあれ牧場のあれやこれやが終わる頃には午前中は終わりかけてます。

それから間髪いれず町に繰り出し、住人に片っ端から挨拶をします。

別にしなくてもいいかもしれませんが、一週間くらい声かけを忘れていると、「最近見かけなかったけどどうしてたの」的な台詞と、内部的に友好度が低下するらしいのがなんか嫌だったのでこまめに声かけしてました。

買い物をしたり、町作りに必要な素材を集めたり、釣りをしたり、虫を拾ったり…人それぞれやることは様々あります。

夕方には一旦牧場に戻り、放牧してる動物を小屋に押し戻します。ペットによる放牧のお手伝いで自動で戻してもらう方がもちろん楽です。

夜まで放牧しっぱなしだと動物は不機嫌になります。 

23時(厳密には22:58)までに寝れば明朝6時に体調万全で目覚められるので、ギリギリまでちょこちょこ雑務をこなし眠ります。そしてまた朝が来ます。

とにかく1日の内でルーチンでやることもたくさんありますし、それ以外にもイベントがあったり、今日はこれをしよう、あれをしようと、かなりスケジュール管理は大変です。

私見では「忙しすぎてほのぼのする暇もない!」ゲームでした。

別に効率無視してのんびりやっても良いゲームなのですが。

 

・牛を押す拷問かと思った。

動物達をアニマルランドというだだっ広いところに連れていく事が出来ます。

厳密にどういう効果があるかは不明ですが、行くと行かないとでは動物の生産物の質に差が生まれるらしいので、ちょこちょこ時間を見つけて連れて行ってました。

しかし、動物達には楽園かもしれませんが、プレイヤーはここで特にやることはありません。

仕方ないので牛をひたすら押してました。

 

・住人達とのコミュニケーション。

最初はまじでさびれた町でお年寄りと、他人と上手にコミュニケーションが取れない動物好きのヤンキーくらいしかいませんが、徐々ににぎやかになっていろんな住人達が現れます。

さてこのゲーム、お付き合いから果ては結婚まで出来ます。

候補は主人公の性別毎に隠し含め6人ずつ存在します…が、名前を見てもほとんどどんなキャラだったか思い出せませんでした。

しかし、婿候補に凄いインパクトの持ち主が二人いて彼らの事はくっきり覚えています。

彼らの事を最後に述べさせていただきたいと思います。

 

・香ばしいオレ様キャラのアレン。

さてまずは一人称が徹底して『オレ様』のアレンです。俺様キャラは確かに世の女性が大好きなカテゴリーだろうと思うのですが、そういう事ではないだろうと思います。

しかしまあ、やはり俺様キャラとして設定されているらしく、なにかとしょっぱい対応をしてきてくださいます…個人的にはあんまり話しかけたくないキャラナンバーワンでした。

とにかく一貫して彼は自らの事をオレ様と言い、大体話しかけると上から目線のコメントか、キザなようなそうでもないようなコメントが降ってきます。

あんまりテキスト読みたくなかったので、

顔は可愛らしいキャラデザのおかげで良かったので、話しかけたらひたすら顔だけを注視してました。

 

・柄の悪い毒舌ヤンキー(動物好き)ニールさん。

さびれた町状態の頃から居る、動物屋さんを営む男性です。動物関連のことは大体ニールさんの店に行かなくてはいけないのでお世話になる事が多いですし、例のアニマルランドに連れて行ってくれる係でもあります。

金髪にロックな格好という、どうみてもヤンキーな佇まいなのですが、猛烈に柄が悪く口も悪く、人当たりも悪く、愛想も悪いです。

しかしまあ実は動物大好きで、なんだかんだで世話好きの良い人という典型的少女漫画系ヤンキー枠です。

とはいえ、うっかり挨拶しただけで、

「なんで朝からお前の顔を見なきゃいけない」だの「話しかけてる暇があったら仕事しろ」だの、

まさかのコミュニケーションを売りにしたゲームの住人側から、コミュニケーションを拒絶されるという激辛対応に、私はがくがく震えるばかりでした。

極度の人間不信なのか、はたまた人見知りなのか「髪はいつも自分で切る」、「旅行なら一人で行く」、

町がにぎやかになればなったで「あんまり多いと住みにくいからそろそろ潮時か…」とのたまう(別に出ていったりはしません)など、そのコミュニケーションを徹底して避ける姿にはある種の憧れすら感じます。

初めはドン引きし、普通に話しかけると拒絶されるので適当に賄賂の卵やミルクを渡してお茶を濁していた私ですが、おかげで一人だけみるみる好感度が上がっていきます。

ただの餌付けのようですが、ともあれ軽くお付き合い条件は満たしてしまいましたが、万が一満たしてないのに申し込んで断られたら激辛毒舌ニールさんのこと、言葉のナイフでプレイヤーの心を抉りゲームのプレイ意欲を葬りさってくること間違いないでしょう。

ここは意地でも向こうから告白を狙います。

ひたすら賄賂を毎日せっせと贈ります。

一番好物だというエビチリも用意しました。エビチリは、釣りでたまに釣れるレシピで作れるようになる料理の一つで、過密スケジュールの合間をぬって釣りにいそしみます。これにはかなり時間を要しました。

(私が昔見た攻略情報では、確か一回くらい一番好物の品を贈らなくてはならなかったと思いますが、この記事まとめる際に確認したら単に数をこなせばいいっぽいです。いずれにせよ一番好物は用意しておくにこしたことはないですね)

なんやかんやでお付き合いどころか結婚や家族が増えるところまで無事にいきましたが、出会った頃に比べたら随分と丸くなった上、実はツンデレ属性も完備していたニールさんの姿に、なんというか牧場物語というより、ヤンキーの更生物語を見ているような感じで、ようやくほのぼのしました。

しかしうっかり外で話しかけると、通常住人状態に戻るのか嫁相手にも「旅行なら一人で行く」などと言葉のナイフを放ってくるので油断なりませんが。(と言いつつもちゃんと家族旅行できます。)

まあ、何はともあれ今でもエビチリ見るとニールさんを思い出します。

 

・お別れ出来るなんて怖い。

お付き合い中に相手が嫌いな物をせっせと贈り続けたり、無視したりしてると好感度が下がっていき、なんとお別れまで出来るそうです。全然プレイ中にはそんな特殊なプレイしようともしなかったので、後で知った事です。

攻略情報まとめてあるサイトに台詞集があるのですが、そのお付き合いがうまくいってない状態の台詞もこれでもかと載せてあります。

あの可愛い顔をしたキャラクター達が繰り広げるとは思えないレベルのエグい修羅場状態の台詞には震えるばかりです。

挙げ句の果てには結婚後もそういうプレイができ、さすがに離婚までは出来ませんが、主人公との殺伐とした生活に疲れた嫁or婿達のあまりにも生々しくて悲しい魂の叫びの数々は「なぜほのぼの生活ゲームにこんなものを搭載したのか…」とドン引きすること請け合いです。