・前回のあらすじ
ゲーム会社エニグマが開発していたVRMMO『ワールズ・オデッセイ』。
開発はディレクターの二ノ宮しいなが一年前に失踪して頓挫しましたが、
実はしいなはたった一人のプレイヤーとして、
この開発中止のゲームを何者かの陰謀でプレイさせられていました。
ワールズ・オデッセイの世界はバグまみれで、ログアウトも不能な状態になっていて、
脱出不可能。
唯一、エンディングを迎えればログアウト出来る仕様に賭けることにします。
それを知ったゲームプログラマーの水梨新は、
しいなをゲーム世界から救い出すべく、
同僚の常磐らと共にしいなを現実世界からサポートします。
現実世界は現実世界で、オカルト全開な怪異が起きたり、
謎の兎フードに追われる身になったりと、
いろいろごたごたしてますが、
プログラマーらしく、チートやプログラミングを駆使してしいなのゲームプレイをサポートしていきます。
しいなは、リリィやアル、クレアにルシルというNPCキャラを仲間にしながら、
危険なモンスターと戦いつつ、
エンディングを迎えるべく天空都市オデュッセイアを目指します。
リザリアの森で座標バグを踏んだシイナ達は、
気付いたら、
凍土山岳地帯の外れの浜辺に着いていました。
・第五章~
見覚えのない浜辺にワープしたシイナ達。
クレアが、
「これは次元断裂だろう」と言い、
エントマの開闢以来、世界の各地に虹色に輝く亀裂が現れるようになり、
飲み込まれると予測できない場所に送られる現象だと解説してくれます。
さて。
ここはトゥオラ国らしく、
シイナの設定によれば海底神殿サナシアスがあり、
そこにも転移装置…ターミナルが存在するらしい。
その海底神殿サナシアスとやらはなぜか海上に堂々とお目見えしてました。
しかしそれは海の向こうにあり、道もなさそう。
どうやってそこへ行けば良いのか?
するとちょうど、舟がひっくり返って困っている女性が近くにおり、
一緒に舟を元に戻すシイナ達。
彼女はセリカと名乗ります。
なにやらアルの憧れの冒険家らしい。
もちろん、冒険家のセリカはこの舟でサナシアスに向かうところでした。
既に何度か出入りしているようですが、中はマーターズの巣になっており苦戦しているそうです。
ここで、
セリカに舟に乗せてもらうよう交渉するか、舟を奪うか、
選択肢がでます。
こういう選択肢では、
どちらかはゲームオーバーのデスエンドになっています。
まじで。
デスエンドを踏むと、すぐ淡々と黒画面にキャラクターによる主観の文で死の描写が為されゲームオーバー。
たまに妙に気合いが入ったアレな一枚絵をバッグに、声優陣による悲鳴や嗚咽といった迫真の演技を聴けたりしますが、
まあ直接的な描写は描かれてません。
デスエンドは、最後にセーブしたところからやり直しになります。
選択肢の画面でも大抵セーブできる仕様なのでそこは安心ですが(たまに出来ない時もある)。
もうここら辺まで来ると、
いかに多く前のめりでデスエンドを踏むかというゲームだと気付いてますので、
敢えて、
セリカから舟を奪おうとして、彼女の大剣で盛大に首を飛ばされたりしつつ進めていきます。
交渉すると、秒でセリカは了承。
仲間として加入してくれました。
水梨はセリカの顔を見て、
その顔が外国人アイドルのクロエだと気付きます。
やはりワールズ・オデッセイの感情豊かなNPC達はシイナと同じように、
実在の人物がプレイしている可能性が高い。
一体、どこで解禁させられてプレイさせられているのか。
樋泉刑事を味方につけることが出来れば、
警察が捜査に乗り出してくれるかもしれない。
とか思っていた矢先、
エニグマの社長、水梨、常磐、リディア、明日風がサイバーテロの容疑で指名手配されたというニュースが。
容疑者呼ばわりされ、さすがに血の気が引く水梨。
そこへ樋泉刑事からTELが。
どうやら今回の指名手配、現場の樋泉刑事達が全く預かり知らぬところで上層部決定により下されたようです。
これは大きな陰謀の匂い!
そして一刑事である樋泉も、もちろん水梨の味方は出来ないとお達しが。
さらば樋泉刑事。
(と、この時は半ば話し半分で私は捉えてて、後で激アツの展開で味方してくれたりするんだろうと考えてましたが、ガチでこの後も樋泉刑事は本編シナリオで特に出てません)
さて。
容疑者となった水梨は、
さすがに迷惑だろうとサマーライフを出ていこうとしますが、
そこへ常磐、リディア、明日風が帰ってきます。
容疑者、社長以外集結!
常磐達から、
「自分達をもっと頼れ」と声をかけられ、
水梨はこの仲間達を頼り、もし何かあったら全力で守ろうと誓うのでした。
一方、
シイナ達はサナシアスを探索し、
ターミナルを発見します。
エントマクイーンも出現し、倒しましたが、
ターミナルは起動しません。
というのも、
ターミナルは使用すると、これに付けられたバッテリー的な魔石に蓄えられた魔力が消費され、
このターミナルは誰かが既に使用していたため、
魔石にひびが入っており、起動しなかったのです。
即ち、
新しい魔石を取り付ければOK。起動できるらしい。
で、この魔石は既に探索してきたエリア…リリィが住んでた国や、リザリアの森にあるらしい。
どうやってそこへ行くのか。
水梨が座標バグを利用したチートワープを思いついたので、
次元断裂があった場所へ行ってみることに。
さあ!
チート技、発動!
飛び込んだ一行は、
宙に浮いた扉や、螺旋階段が不条理に配された、
怪しげな白と黒の部屋にワープしてしまいました。
いや、どこだよ…。
そこには、
ルーデンスのアリスと名乗る女がいました。
ルーデンス、出た!ルーデンス!
身構える一行。
一方アリスは意に介すこともなく、
「ここはストレインエリア。私たちルーデンスが居住するエリアです」と淡々と述べます。
アリスだけでなく、ノヴァとレヴィンとかいうのもしれっと登場。
あまり友好的ではない態度ですが、
リプカの件もあり、全く怪しげなルーデンス達です。
アリスによれば、リプカも入れてルーデンスはここに住む四人組。
アリスら、ルーデンスは全くしいなが作ったキャラではないのですが、
それを問いかけても、アリスからは大した解答を得られませんでした。
『自分達は気付いた時にはここにいて、四人組のルーデンス。最初からそう決まってた』のだそうです。
しかし、アリスは水梨に向けてはっきりと、
「私たちはあなた方とは違う。あの子たち(リリィらNPC)とも違う。そして、味方でも敵でもありませんわ」
と述べます。
己がゲーム内のキャラだと把握しているようですが、アリスらルーデンスとは一体?
ところでここにシイナ達が入り込んだのは、
アリスが呼び寄せたんだそうです。
なんか感情を教えろっていう話らしいんですが、
その見返りとして、ここ、ストレインエリアを使わせてくれるとのこと。
ストレインエリアは他の場所と繋がっており、
ここを中継地点として、あちこち行けるようになったわけです。
別れ際にアリスはシイナに一つ忠告をします。
それは、「この世界を出ちゃ駄目」。
一方、現実世界では、
アグル社の裏に、
アファシス教団とかいう、古くからある宗教団体で秘密な結社が控えていることが判明。
これが真の黒幕らしい。
エニグマの社長がスーパーハッカー技能でつきとめました。
そして、
今までゲーム世界で発見されたヒントを元に、水梨が探し当てていた、ゲーム世界の道を開くための制御構文を用意していた人物『赤い仮面を被った黒フードの人物』の片鱗を見出だします。
制御構文が見つかった、いずれの場所でもこの赤い仮面の人物は目撃されていたらしい。
ゲーム世界の方では、
魔石を探してリリィの実家の王宮を再探索。
王宮内は以前より敵が強力になっています。
うわ、強い!
と手を焼くシイナ達。
シイナ達が手を焼くレベルの雑魚なら、
もちろんこの王宮を、リリィが戻るその日まで警護していたモブ騎士達には無理ゲーでして…。
シイナ達が目の当たりにしたのは、
リリィの帰りを待っていた騎士達の無惨な最期でした。
その時、リリィが激しく激昂します。
リリィはそれまで極端なほどに怒りの感情を表出しない女の子でしたが、
それはもうとてつもないレベルで怒り狂い、グリッジモードになります。
あまりの怒りようにドン引きの一行。
すると、これまで鳴き声しか発しなかったバグゥがその本性をさらけ出します。
リリィのバグゥ「今までボクが怒りの感情を吸っていた。それによってリリィの中に発散できない怒りが溜まって毒になり、エラーを起こしちゃったね」と。
えっ…バグゥ、喋るんだ…と再度ドン引きの一行。
グリッジモードでバグった状態のリリィは一行に牙を剥きますが、
バグゥだけ倒せば、なんとかなるかも!とシイナの機転もあり、
なんとかリリィのバグゥだけ攻撃したみたいです。まあ私の目には普通にリリィをボコり倒してるようにしか見えませんでしたが。
リリィは錯乱状態で、
「高校を出たら医大に行ってお父さんの跡を継げばお義母さんも私を許してくれると思ったのに!どうして私を殴るの!」とかなんとか叫びます。
リリィの現実世界の記憶らしい。
とにかく、バグゥをボコったお陰でリリィは無事で、リリィの感情も普通に戻りました。
バグゥもまた「バグゥ」と白々しい程に大人しくなり、
後は普通に敵を撃破。
その後、
リリィが山村百合紗という人物で、
アファシス構成員(兎)が彼女を「選ばれました」と言って拉致る場面をリリィが夢で見たとシイナ達に明かします。
やはりリリィも現実世界で誘拐され、ゲームプレイをさせられている模様。
この後、王宮内を探索し、
魔石を入手。
残りの魔石探しをする事になります。
また、ストレインエリアからペインエリアとかいう高難易度ダンジョンへも行けるようになりました。
これは敵がやたら強いのでエンドコンテンツでしょう。
・残りの魔石探し。
まずはリザリアの森に再訪し、再探索。
やはりリザリアの森も敵が強くなっている。
(と、皆さん口を揃えて言いますが、この時まだ一匹の雑魚とも遭遇していません)
その後、
なんかレトロゲーム風ドット絵で描かれたキャラ・シロテが突然乱入。
バグで他のレトロゲームを取り込んだかもと推測する水梨。
この後シロテイベントがいくつかありましたが、
その後音沙汰なくなったんで、割愛。
リザリアの森の探索に戻ります。
するとエルフの里に獣人の共同墓地があり、
なぜこんなところに獣人達の墓があるのか、興味を持つアル。
クレアやセリカは言葉を濁しますが、
アルは追求を、近くにいたモブエルフに行います。
モブエルフはアルの姓を聞き、
「サティの子か!半年前の生き残りだね。サティはここに眠っている」と、
この世界にはびこる獣人狩りについて話します。
獣人はとても希少で、
人間達の中には獣人の体をラッキーアイテムとして狩ろうとする輩がいるのです。
獣人狩りを行う狩人達は、
目当ての部位を取り除いたあと、その死体はリザリアの森に投棄していく。
そして半年前、アルが住んでいたストルフィルで獣人狩りが行われ、
アルの両親が被害に遭い、ここに埋葬されていた。
アルは真実を知らされても、
気にしてない風を装っていましたが、
それはリリィの時と同じで、バグゥに悲しみの感情を抑制されていたから。
今度はアルがグリッジモード状態で暴走。
戦うことになります。
もちろん、普通にバトルするわけですが、
彼女ら曰く『バグゥだけを器用に叩き』撃破。
正気に戻り、バグゥの再制御に成功したアル。
アルも暴走中に、別世界の森久保ひなたとしての記憶を垣間見ており、
親に迷惑をかけないように、自分の気持ちを圧し殺して全寮制の学校に通っていたことや、
兎のような顔をした者達に誘拐されたという経緯を明かすのでした。
リリィは山村百合紗で、アルは森久保ひなた。
彼女らはNPCを演じさせられているという事になりますが、
その意図は?
また、NPCという位置付けである以上、エンディングログアウトとかも出来なさそうですが…。
アグル社をいよいよ探らなくては。
正面からでは無理です。
ちょうど、棟方が潜入にうってつけのカードキー付き社員証を入手してきました。
なんてタイミングの良さ…罠くさいのは気のせいでしょうか?
水梨達は、念入りに準備を行います。
主に超人明日風と、チート級ハッカー・エニグマ社長によるサポート体制を万全に図った上で、
アグル社へ潜入することに。
潜入を行うのは棟方が自らかって出ます。
棟方は怪しい白い部屋にたどり着きますが、
そこから電波が遮断されてしまい、
水梨達と棟方の通信が途絶えます。
棟方は、あからさまに怪しいその白い部屋を捜索…そこには『ルーデンス・プロジェクト』とかいう資料がありましたが、
その後、棟方は何者かに頭を殴られ、
その何者かに「どうだ、アクセスキーを手に入れ、警備も薄く、侵入しやすかっただろう」と、
これは罠でした!残念!と明かされます。
「お前はこれから、この世のものとは思えない責め苦を味わう。捕らえられたスパイがどうなるか…人でいられると思うなよ」
と、その何者かは笑うのでした。
さて。
その白い部屋の出来事を知る由もない水梨達。
棟方から、
「脱出には成功したが、アグルに追われて危ないので実家に避難します」というメールが届きます。
水梨は、鵜呑みにして大丈夫か?と、一抹の不安を感じつつも、
ひとまずそれを信じることにするのでした。
さて。
ゲーム世界では、時々現実世界の品物…現実オブジェクト…が見つかるのですが、
それに関係ありそうな場所を水梨が調べたら、
なぜか毎回、
ワールズ・オデッセイで障害があり行き詰まるシイナが先に進めるようになるコード…制御構文が見つかるというお約束の流れがあります。
今回も、シイナ達が現実オブジェクトを見付けたので水梨のターン。
調べてみると、
現実世界で、中学生が突然とりつかれたようになって通り魔をして、その後自殺したとかいう事件の情報を入手。
水梨は犯人の実家に行ってみることにしました。
実家に着くと、中から悲鳴が!
中へ踏み込んでみると、
血まみれで痙攣している少女が倒れていました。ここに住んでいた人です。
そして、すぐそばに、
赤い面に黒フードの人物が。
水梨が調べに向かった先で、ことごとく制御構文を残していたと思われる人物です。
ご丁寧に黒フードの人物は、赤い面を手に持っているだけで、堂々と顔丸出し。
水梨はその顔を見て驚きます。
それはリディアでした。
リディアは水梨を見て驚き、慌てて去ります。
血まみれの少女は既に事切れており、
腹部に制御構文が残されていました。
一体、リディアは何なのか。
何をしているのか。
もちろん、サマーライフにリディアは戻ってきませんでした。
一方、ゲーム世界のシイナサイドでは、
3つ目の魔石を探していました。
探していたらルーデンスのリプカ登場。
リプカといえば、エルフの隠れ里虐殺事件です。
ぶちギレるルシル。
しかしリプカは、
「里のエルフ達は混血だったルシルを虐待していた。奴らが無惨に虐殺されてルシルは内心では喜んでいる」とルシルに突きつけて、
どっか行きます。
そう。
確かにルシルには、虐殺を許せないと思いつつも、「自分を苛めた奴らが酷い目にあって喜ばしい」という気持ちもひそかにありました。
バグゥはルシルの喜びの感情を抑制していたのです。
今度はルシルが喜びの感情を爆裂させられ、
グリッジモードで暴走。
バトル展開へ。
もちろん、バグゥを叩いて鎮める一同。
ルシルは正気に戻りました。
そして、
この流れはルシルの現実世界の記憶を垣間見る流れです。
ルシルの現実世界での素性はスヴェトラーナ・天羽。
彼女の住んでいる片田舎では、
純血を是、混血を否とする宗教があるのに、
よりにもよって彼女は混血でした。
なんてとこに住んでるんだ…。
よって疎まれ、ひどく虐待されてたそうです、そりゃそうだ。
と、
ここら辺で現実世界パートが挿入されますが、
ちょっとこれは長いので後回しにします。
シイナ達がいろいろ頑張って、3つ目の魔石を入手。
これで魔石が揃ったので、
ターミナルを起動できるようになりました。
そしたら、
オデュッセイアにいける!
・ルーデンスの真相としいな救出計画。
というわけで、さっき後回しにした現実パートでのお話。
棟方からメールが届き、
アグル侵入時に入手したと思われる機密情報が送られてきます…ん?棟方本人は囚われて酷い目に遭い続けてる?はずでしたが。
とにかく、これにより、
ルーデンスとはなんなのかが明かされます。
なんかよくわかりませんが、
まずその端緒として、ニューラルウェアというスーパーコンピューターを開発しました。
これは、
アグルがヒトの脳を十万個ほど用意し、
人体をマザーコンピューターに接続したというゲテモノで、
これにより演算能力を飛躍的に向上させることに成功したそうです。
更にこれに、
脳から生じる不合理や迷いといった不確定要素をバグとして敢えて取り込むことで、
生きているような人工知能…いや情報生命『ルーデンス』を誕生させるプロジェクトが発足されました。
ニューラルの処理能力を最大限活かした人工知能特化型エンジン『アリスコード』を世間に公表し、
たくさんのデベロッパーにゲームを作らせた。
その一つがワールズ・オデッセイ。
んで、
それぞれのゲームを実験場として、
適応し、自我を持つまでに至る、自律型AIルーデンスが産まれる…はず!
と理論上では実現可能だったとはいえ、
そう簡単にはうまくいかなかったらしいんですが、
ワールズ・オデッセイ内で、
しいなの命令だけを聞くルーデンスが遂に産まれたようです。
アグルはゲーム製作者であるしいなを拘束し、
このルーデンスを育成させました。
つまり、しいなは一年前失踪してから、
どこかに監禁され、ルーデンスの育成をさせられていたようです。
んで、ワールズ・オデッセイは実験場としてアグルの管理下におかれ、
それを作ったエニグマはもう用済みなので社会的に抹殺しようとした。
しいながワールズ・オデッセイ内で育成したルーデンス。
その名前はIRIS。
IRISはしいなを母と認識するようになり、
しいなとのふれあいにより、情操を育んでいきました。
しいなもやりがいを持ち始め、
二人はワールズ・オデッセイの世界で他のNPC達と暮らしていました。
でも、
その後、何かが起こり、
IRISにより、ワールズ・オデッセイ世界はかなり滅ぼされてしまったようです。
ここら辺の出来事はゲーム世界の住人の視点では、神獣出現~エントマの開闢という認識でしょう。
ワールズ・オデッセイに伝わる神獣はIRISを指すようです。
その後、
第2~第5のルーデンス(アリス達)が産み出され、
実験は次の段階に移行したそうです。
しかし、このルーデンス達は、はっきり意思を持ち、
アグルの干渉をも嫌い、ワールズ・オデッセイへのアクセスを拒否するようになった。
ルーデンスの許可なくログインすると、VRゴーグルをルーデンスにハックされ、殺されてしまう。
それが、しいな以外の不正ログインプレイヤーの怪死ですね。
よって、アグルも、このルーデンスの拒絶を打破するための材料が必要で、
その鍵になりうるものこそIRISであろう、と。
つまりIRISは、アグルひいてはアファシスが血眼になって探しているもので、
それは水梨達の手にあり、
奴らを出し抜きうる切り札。
IRISと思われるものは、しいなが最初に水梨に送ったとされるメールに添付されているはずです。
これもしいなが送ったのではなく、IRISが恐らくしいなから水梨の事を聞いており、
水梨を頼って送ったようです。
棟方からのメールには、
アリスコードの仕様書もありました…大丈夫これ。
水梨はこれを利用して、
ワールズ・オデッセイのNPC達に、しいなと同格のプレイヤー権限を与えようと考えました。
そしたら、
みんなエンディングログアウトで脱出できる。
でも、ただ脱出しても、体は恐らく奴らの研究所にあるので、
明日風&社長のチートにより、奴らの研究所の場所を突き止めてもらい、
しいな達が脱出したタイミングで爆破予告テロをする。
その混乱に乗じてしいな達を救出する!
これだぜ!
というわけで、
水梨はまずアリスコード掌握に入ります。
エニグマ社長のリモート手解きを受けながら、アリスコードを掌握していく水梨。
しかし、ある日。
明日風さんが行方不明になってしまいます。
超人明日風さんがさらわれるはずもない…なにか別の用事で席を外してるのだ。
とプレイヤーが思っていた矢先、
エニグマ社長のもとに一本の電話が。
明日風さんからかかってきた電話に出るエニグマ社長。
聞こえてきたのは拷問を受けている様子の明日風さんの声でした。
拷問を加えていた相手はヴィクトルと名乗ります。エニグマ社長とは因縁の仲らしい。
明日風さんからエニグマ社長の行方を聞き出そうとするヴィクトル。
しかし明日風さんは超人ゆえに我慢強く、いくら拷問を食らっても答えません。
エニグマ社長自身が自分の居場所をヴィクトルに教えようとしますが、
明日風さんが「ばらしちゃ駄目!どうせばらしてもこいつは私を殺すに決まっている!」と拒否。
拷問ショー続行…。
気付けば物語は第9章終了まで進んでいました。
・第10章
遂にターミナルを起動。
天空都市オデュッセイアへ。
残るはここに鎮座しているらしいラスボス・神獣を倒すだけ…エンディングはすぐそばです。
なのでゲームパートは大したことはなく、
シイナ達が意気込みを述べ、
ラスボス直前まで進んでいきました。
現実世界パートが特濃。
水梨はなんとかNPCをプレイアブル化するという難題も片付けようとしていました。
水梨にねぎらいの言葉をかける常磐。
いつの間にかサマーライフには水梨と常磐しかいません。
みんな居なくなってしまった…。
その時突然、辺りが真っ暗になり、
アファシスが襲撃をかけてきました。
そしてそこには棟方の姿も。
棟方は捕らえられた後、アファシスに屈して水梨達の居場所を話してしまったようですが、
一方で水梨の為になりそうなアリスコード仕様書などの情報を水梨に流したようですね。
ヴィクトルは「IRISを確保すれば、我々もワールズ・オデッセイに入れる。ルーデンス・プロジェクトは新たなステージに向かう!あの方も喜ぶ!」とテンション爆上がり。
しかしまたその時異変が。
突然あちこちの端末から「HALLO WORLD」と電子音声が聞こえ始めたのです。
世界同時に秘書アプリErizaが暴走バグを起こしたらしい。
そのどさくさでIRIS入りパソコンを確保し逃げる水梨と常磐。
しかし、
街は大パニックになっていました。
なんと、ワールズ・オデッセイの巨大マーターズが現実世界に顕現したのです。
即座にそこら辺の人々に襲いかかるモンスター達。
なすすべなく惨殺される人間達。
カオス。
戸惑いつつも「ゲームと現実が融合し始めてる…?」と呟く水梨の前に、
ルーデンスのアリスが「お見事なご賢察。さすがですわ死の王、新さま」と登場。
あ、今まで書きませんでしたが、
ルーデンス達は死の王という名称を口にします。
全部アリス達の計画通り。
IRISの意志に基づいてやっていたことだそうです。
IRISはルーデンスのプロトタイプであり、
現実世界に出たいと望んでいた。
現実世界とゲーム世界の融合を。
そのチルドレンにあたる他のルーデンス達にはその意志が植え込まれている。
今まで起きた現実世界とゲーム世界をまたぐ怪異はアリス達の仕業で、
オカルト的なものになんかいろいろ干渉していくことで、
融合化の糸口を見付けたんだそうです。
アリス達が口にする死の王とはなんなのか。
水梨に対して言っているようですが、
「すべての命に永遠の安らぎ、死を与えられる存在にして、世界を統べる者」アリスは死の王のことをそう形容します。
その時近くにリディアの姿が。
リディアは泣き顔で慌てて逃げ出します。
とにかくリディアを追いかける水梨。
リディアに追いついて、仲間として信じている的な応対をすると、
リディアは自身の正体を教えてくれます。
リディアはこの世界のエラーを修正する観測者なんだそうです。
この現実世界も、いうなればゲーム世界のような感じでエラーがあり、バグがある。
リディアはそのデバッグをやる、さしずめデバッガーのような存在なんだそうで。
恐らくリディアは、ルーデンス達による現実世界とゲーム世界の融合、彼らの干渉を食い止める為に動いていたが、
しかし、ルーデンスは遂にゲーム世界との融合に成功。ゲームのモンスターが顕現してしまった。
リディアはこの世界の崩壊を止めることに失敗してしまった。
故に罰を受けに行かなくてはならないそうで、
水梨に別れを告げにきたんだそうです。
彼女は最後に「ルーデンスを止めて」と水梨に願い、
『世界修正ペン』(この世界のエラーを直す制御構文を書いたり、時を止めるという魔法めいた構成言語を使う時に必要なペン)を、
この世界を動かすコード…『式』が載った本を、
ラスト・オーパーツと称して託します。
何を言ってるかわからねーと思いますが、
水梨もよくわかってないのでセーフ。
なお、その『式』の1つと思われる、時を止める魔法のような力は、
なんか、以前リディアがどこかで披露していましたが、
まあ、そういう超常的な力はともかくとして、
アリスコードのプログラム改変だって可能だとリディアは言い残すのでした。
これにより、水梨にはワールズ・オデッセイが掌握出来るようになりました…なったんですよね?
まずはワールズ・オデッセイ内で一年前に何が起こったかを水梨は知ります。
・エントマの開闢とワールズ・オデッセイの真相
まず一年前。
しいなはアファシスに強いられる形で、
ワールズ・オデッセイ内でルーデンスのIRISの飼育を行っていました。
IRISは少女の姿で、すくすくと発達していました。
ある時、何らかのきっかけがあり、IRISが暴走。
この時の負荷により、ニューラルウェアに接続されていた十万人の脳のうち、1/3程は破裂してしまいました。
IRISの精神プログラムの一部はプロテクトがかかった上でワールズ・オデッセイ外に射出…水梨のPCへ。
残りのIRISはワールズ・オデッセイ中にバグを振りまき、
狂獣のような姿(ワールズ・オデッセイの住人が言う神獣)になり、世界を破壊して回りました。
このままでは実験場…ワールズ・オデッセイがもたない。
アファシスはIRISを構成するプログラムを破壊するウィルスを撃ち込みます…そしてIRISはバラバラになりました。
そのバラバラになったIRISの欠片は、
ワールズ・オデッセイ内各地に降り注ぎ、
それぞれ異形の化け物と化してワールズ・オデッセイ内を蝕み始めた。
これがエントマクイーンや、あちこちのバグ。
この対処はアファシスにも到底無理だったので、アファシスはワールズ・オデッセイによるルーデンス誕生計画は失敗と判断し、
凍結することにします。
しかし、凍結されたワールズ・オデッセイは、
IRISのバグにより自律的に活動を再開し、
接続されたままであった、脳負荷で死んだ被験体の感情がエラーを与え、
やがて新たな4人のルーデンスが生まれたのです。
そしてこの4人のルーデンス達の意志により、
止まった世界は解凍され、完全に動き出したのです。
完全にアファシスの想定外の出来事でしたが、
まあ結果オーライということで、
ルーデンス計画は再び動き出し、
死んだ三万人くらいの脳みその足しに、取り急ぎ千人くらいさらってきて接続。
確保した被験体個人の思考能力をNPCに投影させたりしていました。
これがリリィ達、感情を持つNPCの正体らしい。
・エンディングログアウト。その前に。
シイナ達を脱出させるためエンディングに導くには、あとは神獣を倒せばいい。
しかしその前に、しいな達の体があるはずの研究所の場所を特定しなければなりません。
エニグマ社長が「特定した。アグル社の地下だ。今、マーターズ騒動でアグル社も騒動になっているから、直接行って救出できるはずだ」と水梨にメールをよこします。
さあ、お膳立ては調いました。
シイナ達に神獣を倒させることにしよう。
水梨がゲーム世界の方を覗くと、
なぜかシイナ以外みんな死んでいました。
えっ…
シイナは錯乱状態になっていましたが、
水梨に促され、
水梨が見ていない間に何があったかを語り始めます。
まず、
「シイナ達の体の安全とかを確保してからエンディングログアウトしないと意味ないから、
水梨の合図があるまでは神獣を倒しに行っちゃ駄目」と水梨から聞かされていたシイナは、
みんなでラスボス前で待機していました。
すると、
セリカが居なくなっていることに気付いて、
探しに行くことにする一同。
セリカはすぐ見付かりますが、
様子がおかしい。
「私は神に選ばれた。この偽物の世界を本物にする為に」
別に正気を失ったわけではなく。
セリカは実は既に一人で、この天空都市オデュッセイアにたどり着いた事がありました。
しかし。
オデュッセイアにはセリカが望んだようなものは何もなかった。
何もないはずがない。
オデュッセイアには伝説に彩られたあれやこれやがあると伝わっているのだから。
ならきっとこの更に上があるのだろう。
セリカは更に上を目指しました…血反吐を吐き、体が壊れていっても上を目指していった。
すると、
このゲーム世界と現実世界の境界に出たようでした。
セリカはその時、この世界が虚構だと気付きます。
セリカは絶望して…その時、リリィやアル、ルシルのように感情が暴走し、
世界に穴が開いたそうです。んな無茶苦茶な。
その時、
セリカに神の声が聞こえてきました。
「NPCがセキリュティウォールに穴を開けるとは。私はこの世界を現実と入れ換える。この世界がお前が望む本物になるのだ。それにはこの世界にいるシイナが必要だ。シイナを連れて、再びこの世界に穴を開けるのだ」
と。
とにかくセリカはシイナ以外は邪魔なので消さなくちゃいけない感じになっており、
バトルすることに。
バトルでセリカの絶望を食べていたバグゥをこらしめ、
セリカも元に戻り、
一件落着…。
かと思いきや、
そこへセリカをそそのかした『神』…ヴィクトルらしい…がアバターで登場。
ヴィクトルがいつも水梨がやってるみたいな感じで、チート介入を行って、
セリカは再び暴走モードになってしまい、
シイナ以外の仲間達を容赦なく殺し始めます。
なすすべなく殺されていくシイナ以外のメンバーズ。
ヴィクトルの狙いはシイナ。
ルーデンスはシイナの言うことしか聞かない。
シイナの精神を乗っ取ればルーデンスの掌握が出来るらしい。
シイナ、ピンチ!
その時、クレアが身を呈してシイナを守ってくれます。
クレアがバグゥに吸われて失っていたのは勇気の感情だったらしい。
クレアはセリカを道連れに谷底へ落ちていきました。
そこへ、水梨がやってきたというわけです。
自分が見ていない時に起こった悲惨な出来事を聞かされた水梨は、
とにかく、シイナ一人でエンディングを目指せとシイナを諭します。
NPC達のプレイヤー化も理論上は完成したので、恐らく成功しているはずだから、大丈夫だ。
シイナがエンディングログアウトさえすれば、みんな現実で目覚めることが出来るはずだと。
シイナは単身、神獣に挑むことにします。
神獣の前でヴィクトルが嫌なことを言いに現れます。
「水梨のNPCをプレイヤー化するチートは潰した。神獣もチートでめちゃくちゃ強化したから倒せるわけない。ルーデンス掌握するにはシイナの精神を乗っ取ればいいわけだから、神獣にシイナの体を殺させて、脳みそから精神吸いだします」
さあ、いざ神獣戦へ!
神獣。
まあシイナがタイマンで挑む時点でそんなに強くないわけでして…。
白い光に包まれるシイナ。
ワープしながら、エンディングシーン演出へのロードが挟まっているようです。
ひとまず安堵するシイナと水梨。
ヴィクトルは、
「ちっ!だが、チートマーターズだってたくさん居るんだぞ!追っかけてやる!」と、まくしたてますが、
ヴィクトルの前にアリス達ルーデンスが現れます。
「何回追い出しても入ってきてしつこい。シイナを懐柔したところでなんの意味もありません。いい加減しつこいので、現実世界にいるお前の本体を殺すぞ」
ヴィクトルは、出来るものかと鼻で笑いますが、
次の瞬間、死にました。
なんだったんだ、こいつは。
シイナはエンディング中。
あとはシイナ達…囚われた人達の体を救うだけ。
アグル地下へ突入します。
・突入、アグル社。
アグル社へ行く水梨と常磐。
まだマーターズ騒動継続中のため、人々は大々パニックです。
その時、アグル社から、
明日風を背負った棟方が出てきます。夢中で頑張って、なんとか助け出せたらしい。
棟方も明日風も命に別状はないものの、かなり弱っており、
常磐に二人の世話を任せると、水梨は単身アグル社に侵入します。
アグル地下には、
生きたまま培養液に満たされたカプセルに入れられ、巨大な機械に接続されていました。
生きたスーパーコンピューター。
老若男女かまいなく、万単位。かなり途方もない数ですね。
ここにしいなが居るのだろうか?と水梨が口にすると、
「ここにはない」と何者かの声が。
こいつはアファシス教祖と名乗り、
「シイナをエンディングログアウトさせたのは失敗だったな」と嘲笑います。
シイナと穏やかな暮らしをしてすくすくと育っていたIRISがなぜ突然暴走したのか…。
それは、
「二ノ宮しいなが半年前、アグルの被験体にされた人達を助けようとしようとして、装置を破壊しようとして射殺されたから。死体ももうとっくに処分されている」だとアファシス教祖。
そう。
ワールズ・オデッセイ内にいたシイナは、
ルーデンスが復活させたシイナのデータに過ぎなかったのです。
そして、
アファシス教祖に言わせれば、
アファシスはいずれ来る滅びから人類を救うために、ルーデンスを産み出そうとしていた。
しかし、ルーデンスは人類の希望となるか絶望となるか判らない状態。
でも、
水梨のせいで絶望の存在と化してしまった。
それはなぜか。
自分達が水梨から奪おうとしていたIRISのデータはいわばIRISの心であり、
その心があればルーデンスをコントロール出来たはずだったのに、
水梨が頑なに渡さなかったからだと。
水梨は動揺しますが、
結局、IRISを渡さない。守ることにして、
夢中で外に脱出します。
外に出ると、
空にはオデュッセイアが浮かんでいました。
現実世界とゲーム世界の融合が進んでいる。
水梨はマーターズに襲われ、万事休す。
そこへ、
リリィ、クレア、アル、ルシル、セリカの本体が現実世界の姿で登場。
水梨を助けてくれます。
おお、しいなは故人でしたが、
彼女らはちゃんと生きてて、現実にログアウトして脱出出来てて良かったですね。
彼女らは、水梨をしっかり水梨だと認識しており、再会を喜びます。
その時、エニグマ社長から連絡がきて、
「世界を救うのはプログラムだ。リディアから引き継いだコードを使って、この世界の巻き戻し…デグレードを実行するんだ。その為にまずルーデンス達と会ってみるんだ」とアドバイスしてきます。
現実とゲームが融合した世界で、
空に浮かんだオデュッセイア。
仲間達と共にその中へ向かい、
ルーデンス達と対峙する水梨。
ルーデンス達は「IRISの望みはこの世界をすべて壊して、シイナと二人きりの世界を作ること。私達はそれを遂行している」と言います。
水梨は、
「世界を巻き戻す事に協力してほしい」と持ちかけますが、
「IRISは現実世界の奴らに無惨に殺された。世界はこのまま滅びるべし。IRISだって世界の滅亡を望んでいる。そしてシイナと二人きりの世界に」と、全く会話になりません。
水梨は「じゃあご本人に聞いてみよう」と、IRISの心データをご開帳。
現れたIRISはとても可愛らしい女の子の姿をしていましたが、
残念ながらシイナが死んでるので心が壊れてしまっており、
慟哭するばかり。
マーターズが集まってきただけでした。
駄目じゃん。
IRISはそのまま暴走したエントマの集合体となり、
オデュッセイアに鎮座。
アリスは、
「IRIS、あんなに悲しんで可哀想…。水梨にすべて任せる。どうか止めてあげてください」とコロッと味方になりました。
どころか、シイナまで再生。
もちろん現実世界のしいなが復活したわけではないのですが、
今はワールズ・オデッセイと混ざっている世界なので、
ルーデンスの力で、あのワールズ・オデッセイ内にデータ復元されていたしいなを存在させる事が可能なんだとか。
「現実世界を救うために、この融合状態を解消したら、またしいなと別れることになるかも…」と、ルーデンス達は言いますが、
まあそれはそれ。
とにかく、しいなが居なくてはIRISとは話にならないでしょう。
みんなでIRISの元へ向かいます。
途中でリプカが襲いかかってきます。
最初程ではないにしても、相変わらずの強敵相手になんとか抗う一行。
しかしリプカは、突然、シイナ達ではなく、
「死の王、きさま見ているな!」と、何者かにご立腹し始めます。
いきなり死の王って…と引くシイナ達。
その様子をモニタリングしていた水梨は、
「ああこいつらルーデンスはなぜか俺の事を『死の王』って呼んでるんだ」とシイナ達に解説…。
していたところで、
水梨は不意に死の王の正体に気付きます。
「そうか!わかったぞ!死の王の正体が!死の王、それは、あんただよ!」
あ、この間CSで金田一少年のアニメ一挙放送録画して、ここ最近ずっと金田一少年観てたもんで…金田一少年風に脚色させていただきました。松野ボイスが聞こえてきそう。
金田一少年はおいといて、
水梨はどうやら画面越しに、プレイヤーに対して語りかけているようです。
「ずーっと見てるだけじゃなく力、貸してくれよ」
げ、巻き込むのやめてくんないかな…。
そもそも私見てるだけじゃないですよ、操作してんだよ、私が。
そうです、ルーデンス達が死の王と畏怖してたのは私だったのです!
ここで力を貸す、貸さないの選択肢が。
貸さないにしよ。
貸さないにすると、リプカがそのままシイナを殺します。
水梨はワールズ・オデッセイから逃走。
数年後、
世界はルーデンスとマーターズにより、今まさに終末を迎えつつありました。
しかし水梨は諦めてわけではありません。
デグレード…巻き戻し。これさえ成功すれば!
でも水梨は気付いてしまったのです。
何回もデグレードを試みて、
状況は好転せず、記憶を失い、ただ同じ事をループしていることに。
でもループしてることに気付けた…今度はうまくやってみせる!
完
・死の王(私)、力を貸す。
死の王(私)が力を貸すと選ぶと、
みんなは急にイキイキしだします。
なぜか?知りませんが、そういう選択肢だからでしょう。
そのままリプカがマーターズを呼び、
再戦になるのですが…
おい、リプカ、勝手に『朱の女王』に名前を改めるんじゃない!
朱の女王はさっきまでのリプカよりカッチカチになってます。名前変えただけなのに…。
朱の女王とお供戦はなかなかの激闘でした。
リプカは最後の最後まで執拗にしいなを殺そうとしますが、
水梨のサポートもあり、最後はしいなを殺そうとした己の剣で死んだようです。
よく見せてもらえなかったので、どんな死に様だったかわかりませんが。
まあなんとかリプカ撃破。
そして最奥へ。
最奥にはもちろんIRIS…アイリスがいます。神獣モードですが。
神獣エントマアイリス。
今の状態では倒すしかない。とにかく戦うことに。
バトルメンバーは、
ずっとセリカ、ルシル、クレアでやってたんですが、
まあ最後ですしシイナ使うか…セリカoutシイナinで。
何回か戦うことになるんですが、
エントマアイリスはHPが減るどころか増えていっているぞと水梨が解説したりもしますが…
まあ別に普通に倒していって大丈夫でした。
シイナ達はゲーム世界の姿ですが、現実の体でもあるので、
ダメージも実際に痛みを感じたりして、だいぶへろへろになりますが、
途中でチャラーンと勝手に回復音が鳴り、
水梨が「あんた何度もありがとう」とお礼を言うので、
まあ私が見てるだけで回復したんでしょうね、ドヤッても良いですかね。
3回目のバトルを制すると、
シイナはアイリスの心と感動の再会を果たします。
アイリスの姿は神獣のままでグルグル鳴いてましたが、シイナの脳内補正では可憐な少女の姿で抱き合ったりもします。
可憐で無邪気で優しいアイリスはもちろん世界の崩壊など望んでいませんでした。
何言ってるかは判りませんが、
アリスによれば、
「共に暮らす、大好きなみんなと」と望んでいるそうです。
シイナは「生まれ変わったらまた一緒に暮らそう」とアイリスに語りかけるのでした。
アリスは水梨にデグレードのコードを渡します。
ルーデンスの技術があれば、水梨の記憶を保持したまま、完全なデグレードが可能。
水梨は、実は何回か不完全なデグレードをしていた。
不完全なデグレードは記憶を失くしてしまうので、
現実オブジェクトを残したり、次の自分がなんとか、デグレードしてることに気付くよう細工をしたりして、
死の王に力を貸してもらうことで、糞みたいな結末を変えてみせる!と奮戦してたらしい。
さあ、
後は完全なデグレードを行い、
しいなが死ななかった未来に改変するだけ。
水梨は完全なデグレードに成功し、
しかし。
リディアだけはこの過去世界には居ませんでした。
リディアから引き継いだコードとペンは水梨の手元にあり、
観測者の役を水梨に譲ったため、完全な巻き戻しに成功した世界でもリディアはもはや存在しなかったことになっている様子。
リディア、一人で孤独な戦いをしてたんだな…と水梨は前任者のリディアに思いを馳せつつ、
とにかく、これからしいなが死なない未来にするぞ、と意気込んでいると、
コードが書かれた本に紙切れが挟まってました。
その紙切れを見つけた水梨。
完。
は?
なにこれ。
ぶつ切れで終わったんですが。
リディアエンドの実績を獲得。
え、リディアエンド…なにこれ?
えーと、
調べたところによると、
キャンプの時に水梨が女の子達と話せるタイミングがあるらしい…(キャンプの時だけアバターの水梨を操作することになり、少女達は各々そこら辺に居る)
で、そこで女の子のいずれかと好感度的なものを上げることが出来たとか…。
いや知らんがな!キャンプの時に女の子と話すタイミングがあるとか初耳ですよ!
裏技か?
リディアエンドと良い感じに銘打たれてますが、
これは要するに特に誰とも仲良くなってないという意味です。
誰とも仲良くなれなかったから、リディアちゃんが不憫に思って手紙残してくれたんだ…ありがとうリディア…。
水梨、誰とも仲良くなれてなかったの、コミュ障な私のせい?
みんなご存知ソウルクレイドルでは誰ともコミュニケーションとらなかったらギグ様が責任とってくれるのに、
デスエンドリクエストは誰も責任とってくれないの?!常磐は?常磐が責任とってくれ!
ちなみに2周目なら好きなエンディング選べるらしいです。
実績でどのエンドがあるか見てみましたが、
まあ、後は普通にシイナ、リリィ、アル、クレア、ルシル、セリカのいずれかのエンドのようですね。
常磐エンドとかないのかよ、なんだったんだ常磐は。
コミュ障エンド、せめて常磐エンドにしてくれよ…コミュ障に救いはないのか。
さ、金田一の続きみよーっと!
クリアした日:2022年7月31日