ゲームの想い出ノート

ゲームはクリアしたらほぼ手放してしまいますが、ゲームの想い出が薄れていくのは寂しいものがあります。このブログはゲームの想い出が風化する前に形に残したいと考え、綴ったものです。評価やプレイ日記というより、あくまで想い出なので記述内容に偏りや、想い出補正があります(特に昔プレイした作品)。ゲーム攻略の参考にはなりません。

ファイアーエムブレム 紋章の謎(SFC・1994)

 ・ファイアーエムブレムシリーズ第3弾。

いわゆる、『シミュレーションロールプレイングゲーム (SRPG)』と呼ばれるジャンルを確立させた草分け的作品とされる、かの有名なファイアーエムブレムシリーズの中でも、特に有名な作品だと思います。

私のシリーズプレイ履歴は、覚醒とifと本作の3つです。

その中で一番面白く、素晴らしかったと思うのは本作です。

 

ファイアーエムブレムシリーズって、どんなゲーム?

上にも述べたように『SRPG』というジャンルの草分けであり、非常に有名な作品なので、あれこれ私が言うのもおこがましい話ですが、

西洋の中世チックで、かつファンタジーな世界観において、主人公は『勇者の血統を持つ王侯貴族のロードとして軍隊を指揮し、大陸に平和をもたらすために敵と戦う』という軍記物のような背景で行われる集団vs集団の戦いを行っていくSRPGです。

シリーズを通して『ファイアーエムブレム』と呼ばれるアイテムが重要なアイテムとなります。

こまかな説明は省きますが、

本シリーズの大きな特徴としてまず挙げられるのが、ユニットの『ロスト』の概念です。

つまり、本シリーズでは原則としてHPが0になり死亡したユニットを復活させることはできず、ロストしたキャラクターは二度と使うことができなくなってしまうというものです。

昨今のシリーズではカジュアルモードなどに切り替える事で、ユニットロストを無しに出来ますが、やはりユニットロストの概念があると如何に死なさないように用兵するか、と非常に緊張感があり、リアリティーがあります。

それと、武器や魔法が使える道具には使用回数があり、回数を超えて使用すると壊れます。

 

・本作は。

FC版『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』の続編なのですが、

暗黒竜と光の剣』のリメイクを『第1部:暗黒戦争編〜暗黒竜と光の剣』として、

その後日談の『第2部:英雄戦争編〜紋章の謎』を収録した充実の2部構成です。

第1部の物語は大陸を揺るがす『悪』に対して『炎の紋章(ファイアーエムブレム)』に集う戦士たちの物語で、

第2部は『ファイアーエムブレム』とアカネイア大陸の歴史と謎に触れた物語となっています。

第1部と第2部はどちらからプレイするか選択ができますが、基本的には第1部からプレイした方が、シナリオ的にもバトル難易度的にもスムーズかと思います。

とはいえ、第1部と第2部はシナリオは続いていますが、ゲームシステム的には別物扱いなので、続けてプレイしてもアイテムやレベルは引き継がれません。

どれだけ第1部で主人公マルス王子を強く鍛え上げても、第2部冒頭では、すっかりそんな事は無かったと言わんばかりの初期ステータスです。

なんと、難しいとされた前作にあたるFC版『暗黒竜』より難易度はかなり落とされていたようですが、

ゲームバランスに関しては評価が高く、同シリーズの代表作と呼べる作品とのことです。

あと、昨今のシリーズでは見かけない要素として、ゲームシステム面では騎馬系、飛行系ユニットは屋内では降りて『ナイト』というユニット状態になって戦うことになります。

そのため、屋内戦なら常にナイト状態ですし、屋外なら『のる』『おりる』コマンドが追加されています。

騎乗時は槍系武器を使って戦う兵種なのですが、ナイト時は剣系の武器を使う兵種になるという装備武器種が変わる部分もなんか、芸が細かくて良いなーと思ってました。まあ、不便でもあるのですが。

でも、冷静に考えてみれば、屋内戦で馬はまあ、ギリギリ許容できるとしても、ペガサスとかドラゴンに乗って、バサバサはばたいてる方がちょっとおかしいっちゃおかしいんですよね。

それから、昨今のシリーズでは勝利条件は基本的に『敵の全滅』ですが、

こちらは敵陣の玉座や、敵城の入り口を『制圧』コマンドで制圧する事が勝利条件となっています。

つまり自分の好きなタイミングでマップを終わらせる事が出来るわけで、

この仕組みだからこそ、闘技場があるマップで心行くまでレベルを上げたり、マップ上に落ちているものや秘密のお店を探したり出来るわけですが、

そういう戦略的な面を抜きにしても、

この制圧というコマンドが、なんかかっこよくて好きでした。

ざっくりとですが、これが本作の概要です。

以上、かなりWikipediaを参考に作成しました。

 

・歯応えのある難しさ。かつ、理不尽ではない。

まず、どこからどう進軍していくか、マップを眺めながら考えます。

で、行けると踏んで進軍してたら、敵援軍がばらばら出てきたり、思わぬ遠距離から魔法が飛んできたり、勧誘失敗したり…、

何度も試行錯誤を繰り返しながらやり直して、少しずつ攻略していくのが、とても面白いゲームでした。

 

・シナリオ面白い。

西洋の中世的な時代設定で、ファンタジーの要素も取り入れた軍記物といった風情のシナリオなのですが、

とにかく先が先が気になって仕方ない、とても秀逸で面白いシナリオでした。

シナリオが気になって先に進みたくても、なかなかマップがクリアできなかったりして…もどかしかったですね。

 

・バトルシーン大好き。

マップでキャラを動かすなどして、バトルに入るとサイドビュー画面に切り替わり、2Dグラフィックでキャラが簡単にアニメーションする形でバトルが表現されているのですが、

個人的な好みで言うと、昨今のシリーズの3Dグラフィックよりこちらが好きです。いや別にあちらの3Dグラフィックにけちをつけたり、2Dにしろとかわめきたいわけではなくて、あくまで個人的な好みの話です。

更に第2部のバトルBGMになると、これまたかっこよくて更に大好きです。

 

・会話で勧誘するのが難しい。

仲間になるユニットのうち、何人かは最初、敵陣にいる状態で、特定のキャラで会話をすることで、こちらの陣営に引き込む事ができます。

昨今のシリーズでも一応残っているシステムではありますが、基本的に主人公キャラに喋らせておけばOKなので、ほぼ形骸化している仕組みなのですが、

本作は誰が喋れば勧誘成功になるか、何人か判りにくいキャラが居て、かなり難しかったです。

あと、この会話イベントの時によく流れるBGMが緊迫感ありつつ、かっこよくて好きでした。

 

・支援効果。

昨今のシリーズではかなり前面にアピールされていて形としてはっきり目にする事もでき、誰しもプレイヤーの任意において強く結んでいける絆関係にまつわる要素ですが、
本作ではほぼ隠し要素であり、決められたキャラ同士でしか生じないものでした。

例えば、主人公マルス王子と、シーダ姫とは周囲も認める公然の恋愛関係なので、2人がゲーム中隣接すると両者共、相乗効果を出すとかそういう限定的なものでした。

 

・輸送隊が汎用武器ストックでパンパン。

本作では、マップ上にお店があり、進軍しつつ買い物をしないといけません。

主人公のマルス王子が買い物をする場合のみ、マルス王子が輸送隊を引き連れている設定らしいので、輸送隊に持ち物をそのまま預ける事ができます。

他のキャラが買い物をした場合、そのキャラの持ち物になります。

つまり、限られたタイミングでしか買い物が出来ないわけで、

かつ、お店によって品揃えが違います。

…なくなったらどうしよう、と不安だったので、輸送隊にぎっしり装備のストックを持たせてました。

とにかくぎっしり持たせてたもので、

結局、新しい持ち物を手に入れるたび捨てる羽目になってましたが…。

 

・経験値とお金稼ぎ。

本作では基本的にレベル上げやお金稼ぎは出来ない事になってます。

つまり、寄り道要素がなく、登場する敵ユニットも決まった量しか出ないわけです。

しかし、実は闘技場という施設で、経験値とお金をいくらでも稼ぐことが可能です。

とはいえ、時間と手間がかなりかかります。

そして、判断を誤ると死んでしまい、水の泡になります。

かなりリスキーなので、引き際が肝心なのですが、幸い私はミニスーパーファミコンでプレイしていたので、いくらでも直前セーブが出来たので、比較的やり易かったです。

成長率補正効果があるオーブを持たせて、5~6時間くらい粘って、主要キャラのレベル上げに勤しみました。

しかし、それでもゲームバランスが崩壊するほどに無双出来るわけではないのです。

まあ…だいぶ楽にはなりましたが。

 

マルス王子。

アリティア王国の王子様です。

とはいえ、ゲーム開始前の14歳の時にタリスという島国に、わずかな宮廷騎士団らと亡命している状態であり、アリティアは滅亡状態です。

温和で優しい性格で、見た目も典型的な王子様といった美少年ですが、別に生ぬるいことを言ってぐずぐずするわけではなく、とても立派に軍と物語を牽引していきます。

マルスのみが出来る事として、『村に訪問』
する事と、『制圧』、『輸送隊』があります。

そう、村を訪れる『訪問』は、マルスしか出来ません。村に訪れる事でアイテム入手や仲間が加入する事があるのですが、敵ユニットの盗賊が村に入ると壊されてしまい、訪問が出来なくなってしまいます。

とあるマップの村の中には重要なアイテムを渡してくれる賢者ガトーが居たりするので、急がないといけない局面もあります。

なかなか緊張感を煽ってくれます。

『制圧』は、上に述べた各ステージの勝利条件となる重要なコマンドです。
そして、『輸送隊』も上に述べた通りです。
これらに加えて、

物語のキーアイテム『ファイアーエムブレム』を入手後は宝箱を開けることが出来るようになったりします。

ファイアーエムブレムって、別にさいごのかぎとかそういうアレっていうわけではないですけどね。

物語的なところに戻ると、

タリス王国のシーダ姫とは公然の恋愛関係です。とはいえ、物語の途中にいちゃつく事はなく、エンディングまできっちりしてます。

昨今のシリーズでは軍のトップが、じゃんじゃん行軍の合間に仲間を部屋に呼び出し撫でまくり、軍のあちこちでは恋愛関係を育む事に勤しんでますが、

どちらにも良さがあり、面白ければ全て良しだと思います。

 

ジェイガン

最初からパラディンという上級クラスについている厳格な老騎士です。成長率は極めてアレなので、いわゆる第1部序盤のお助けユニット…なのですが、そんな事言われてもジェイガンにはいつまでも活躍してもらいたいです!

…そう言いつつも、若手に『ぎんのやり』を譲って引退させましたけどね。

 マルスの後見役兼護衛役で周囲から絶大な信頼を寄せられています。

暗黒戦争後に退役し、第2部では参戦しませんがマルスの軍師として帯同しますので、物語に華を添えて下さいます。鎧の肩の所になんともものものしく取り付けられた、長いスパイクがトレードマークです。

・オグマ。

マルスへの援軍として派遣されたタリス軍の隊長を努める傭兵の男性です。

クラスチェンジで、勇者に昇格します。

かつては奴隷剣士として、戦いに明け暮れる荒んだ日々でしたが、仲間達を助けるため反乱をおこし、捕まり処刑中にまだ幼かったシーダ姫に助けられて、以後、奴隷からの解放だけではなく生きるための目的を与えてくれた彼女に絶対的な忠誠を誓っています。シーダ姫に対して、淡く想いを寄せている節がありますが、それをあらわにすることはなく、彼女とマルスの関係を応援しています。

あまり感情を表に出すことは無く、口数も多くないですが、義理堅く内面はかなり熱い人物であり、物語にやはり華を添えて下さいます。

華だけではなく、実力も素晴らしく、加入した瞬間から最後まで、主力として活躍してくれました。

 

・マリクとエルレーン。

まず、 マリクは、アリティアの貴族生まれで、カダインで修行を積んでいた魔道士です。カダインとは、魔道学院を中心とした学園都市で、各国の子弟が留学しており、高度な自治体制を敷くと共にカダイン魔道軍と称する独自の防衛組織も有している都市です。

マルスの幼なじみかつ親友であり、マルスの姉・エリスに想いを寄せています。

風の刃を放つ伝説の魔道書『エクスカリバー』を使いこなし、

クラスチェンジするとすごくかっこいい専用グラフィックの司祭になる、どうみても魔法使い系ユニットの主力となるべき華やかな存在です。

一方、エルレーンは、
第2部に登場するカダインの若き魔道士で、マリクの兄弟子に当たる男性です。

堅物な性格なのですが、厳格過ぎるあまり、ひねくれた所があり、人を思いやる気持ちが薄く、他者を見下す事もある…などなどの理由から、エクスカリバーの魔道書を与えてもらえなかったので、マリクをライバル視して、強く妬み、恩師であるウェンデルが星のカケラ探しの留守中にアカネイア帝国と手を組み、マリクを幽閉し戦おうとしました。しかし、帰ってきたウェンデルの強い説教を受け改心し、マルス軍に参加します。

かっこいい専用魔道書『エクスカリバー』無し、かっこいい専用グラフィックも無し…そりゃ、妬みますよね。汎用司祭のグラフィック、なんかうさんくさいですし。でも、尊敬するウェンデルとおんなじ格好になれて良かったですね。
なんか、エルレーンってマリクの引き立て役みたいな感じで、どうしようもなく応援したくなるキャラでした。

・ロレンス。

グルニア王国の老将で、クラスはジェネラルです。

第1部では最終戦において、屋内戦で槍を装備するキャラが、うまく育たなかったので、誰に強い槍『グラディウス』持たせようかなーと思案した結果、ほぼ育ててないにも関わらず投入しましたが、なかなか善戦してくださったキャラでした。

その後、突入した第2部ではある事情により、反乱軍の首謀者となってしまい、マルス王子と対峙することになります。

事情を説明した後、自爆して果てるロレンス将軍の姿に涙が溢れてきました。

 

 ・二者択一。どちらを仲間にする?

第1部では、村同士の仲が悪く、片一方に訪問したら、もう片方は門を閉ざしてしまう二つの村が存在します。

どちらの村にも、仲間になるユニットが存在し、つまり、彼らは二者択一なのです。

一体、彼らのうちどちらを仲間にすればいいのでしょう?悩みます。

まず、パラディン・アランから。

第1部では、上述通りの二者択一キャラですが、第2部では、なんと一線を退いたジェイガンに請われ彼の後を継いで騎士団の隊長となっています。

そして、第2部において、俗に言うジェイガンポジションのキャラでもあり、いわゆる序盤のお助けユニットです。

成長率は絶望的に低く、おじいちゃんでもないのに、一体なぜかと言うと、なんと重い病を患っているのです。

そういえば心なしか、顔色悪いです。

戦争終結後、病没します。

もう一方の村では勇者・サムソンが居ます。

サムソンは、第1部では上述通りの二者択一キャラとして登場し、第2部ではグラ王国のシーマ王女に雇われているのですが、 なんかシーマ王女と良い感じです。美しい王女に好意を抱かれ、もちろんまんざらではないサムソン。とはいえ、グラ王国は疲弊していて実は彼を雇う資金などもうありません。

しかし、サムソンはシーマ王女を見捨てられないと、無報酬で共に戦うのです。

エンディングでも『シーマの勇者』とか二つ名が付いて、なんとも微笑ましい限りですが……どうにも、リア充爆発しろ根性の私は、あんまり彼を重用する気にはなれません。

初回ではたまたまアランを選びましたが、

次に再プレイする事があれば、確定で第1部二者択一では、アランを加えるつもりです。

しかしまあ、どちらもそこそこ活躍出来るキャラですし、そもそも別にどちらも一軍として使わなくてもいいのですが。

でも、心情的にはやはり、アランを加えて活躍させたいところです。

 

・チキ。

マムクートという種族の女の子です。

設定を詳しく説明するとかなり長大になるので、とりあえずマムクートという種族は、普段は人間とほぼ変わらない外見をしていて、自分達の本来の力を封じ込めた『竜石』を使用することでドラゴンの姿に変わる種族であり、数百年以上という極めて長い寿命をもつ、という事だけここでは述べておきます。

チキちゃんは、神竜王ナーガの末娘で、つまりマムクートのお姫様です。ナーガの手により千年くらい眠っていて、目覚めてそこ10年くらいの記憶しかありません。

普段はマルスの事を無邪気に「お兄ちゃん」などと呼ぶ可愛らしい少女ですが、

竜石を使えばドラゴンとして常に第一線で活躍するマルスの率いる軍勢の中で最強クラスの主力です。

ターン経過によって元の姿に戻ってしまうのが弱点と言えば弱点ですが、とにかく彼女には蹂躙という言葉がよく似合います。

 

・ジュリアンとレナさん。

それぞれ単体では特に思い入れがあるキャラではないのですが、

二人の関係性が好きでした。

第2部の最終戦でのやりとりは涙無しにはみられなかったです。

 

・BGM良好。

シリーズを代表する有名なテーマ曲に始まり、素敵なBGM揃いです。

 

・なんか見覚えあると思ったら。

私がプレイしたのは、ミニスーパーファミコンが発売してからですから、かなり最近なのですが、画面を見て、おぼろげに記憶がよみがえってきました。

これは、母親が当時、何回も何回もトライ&エラーを繰り返していたゲームでは無かったか?と。

たぶん借りたか何かで一時的に我が家に来てる状態だったと思います。

で、当時のゲームは結構デリケートで、不用意に扱うと最悪の場合、データが破損してしまうこともあり、借り物は我が家では子供はプレイさせてもらえませんでした。

母親が試行錯誤しながらも、少しずつ進めていき、物語が進展していくのをわくわくしながら見ていた覚えがあります。

実に二十数年後に、自らの手でこのゲームをプレイできて感慨もひとしおでした。

まあ…第1部の中盤くらいまで、全然気付かずまったく初見のゲーム感覚でいましたが。