ゲームの想い出ノート

ゲームはクリアしたらほぼ手放してしまいますが、ゲームの想い出が薄れていくのは寂しいものがあります。このブログはゲームの想い出が風化する前に形に残したいと考え、綴ったものです。評価やプレイ日記というより、あくまで想い出なので記述内容に偏りや、想い出補正があります(特に昔プレイした作品)。ゲーム攻略の参考にはなりません。

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D(3DS・2015)

・『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』のリメイク。

 N64で2000年に発売された『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』のリメイクです。

 ジャンルとしてはアクションアドベンチャーになります。

一度ゼルダに触れたことのある人なら『ゼルダ』というだけで、概ねどんなゲームなのか想像が付くくらい有名なシリーズなのですが、

ムジュラ独自の要素として、『3日間システム』があり、

更に、タイトルにもあるように『仮面』が重要な要素として存在します。

私のゼルダのプレイ済作品は神トラ、夢幻の砂時計大地の汽笛トワプリ、神トラ2とそして本作です。

一番好きな作品はムジュラ3Dです。

 

・一番好きな作品。

本作は、私がプレイしたゼルダ作品の中で一番好きな作品となりました。

この作品はゼルダシリーズを愛する知人から借りてプレイしたもので、借りパクという行為が嫌いな私は、借りパクと言われるのも嫌なので、かなり急ぎ足でプレイしたのですが、

本作全体に漂う独特の不気味さと幻想的な雰囲気や、3日間システムの奥深さにとても魅せられてしまい、

買ってもいないのに私の中で「一番好きなゼルダ」に躍り出てしまいました。

売り上げに貢献しろよという話かもしれませんが…まあ、それは…いずれダウンロード版なりを買うとして、

とはいえ、ムジュラはゲームの難易度としていうと、かなり攻略が難しく感じられた作品でもありました。

「借りパクって言われたくないから、なるべく早く返却したい」強い気持ちと、

「でも色々楽しんで、あわよくばコンプしたい」想いから、

かなり早い段階で、全力で攻略情報を参考にした事をここに暴露しておきます。

それくらい難しい作品でした。全作プレイしたわけでは無いので断言出来ませんが、ゼルダの中でも特に難しい作品と言えるのではないのでしょうか。

なので好きな作品ではありますが、気軽にさくさくと楽しめる感じではありません。

もちろん、ゲームとしてとても面白かったですし、難しい分、クリアした時の達成感は言葉にならない感動がありました。

とはいえ、今でも一番楽しく気軽にプレイ出来て面白かったと思う作品は、やはりムジュラではなく、神トラになるでしょうか。

神トラはムジュラ3Dと出会う前、私が一番好きだった作品です。

 

・3日間システム。
本作では、主人公のリンクがクロックタウンという本作の拠点となる町を訪れてから、3日後(72時間後)までに月の落下を阻止することが冒険の目的となります。
ゲームの中では会話中やメニュー画面を開いている時などを除いて常にゲーム内で時間が経過していき、12時間ごとに『最初の朝(AM 6:00 - )→最初の夜→次の日の朝→次の日の夜→最期の朝→最期の夜』と時間帯が変化していき、

72時間が過ぎてしまうと月が落下、世界が滅亡してゲームオーバーとなり、最後にセーブした状態からやり直すことになります。

月が落下する時が近付いてくると空が不気味な色に変わり、そうでなくても月自体にやたら不気味な顔があって、その姿を視認するだけで不気味なムードがむんむん漂っています。

基本的にはそんな不気味な月が落下する前に『時のオカリナ』を用いて『時の歌』を演奏することで、その時の状態をセーブして『最初の朝』のAM 6:00に戻る事を繰り返して冒険を進めていく形になります。

ただし、この際にセーブされるのは、一部の重要アイテムやこのゲームでの大切な要素である『仮面・お面』、銀行に預けたルピー(お金)などに限られ、それ以外のアイテムや所持金は時間を遡る過程で全て失うことになります。

また、人々との会話内容やクリアしたイベント、ダンジョン内の仕掛けも全て初期化されます。
このように、限られた3日間を繰り返しながらゲームを進めていくシステムを『3日間システム』と呼びます。
ちなみに、『ムジュラの仮面 3D』では『時の歌』で最初の朝に戻るだけではセーブされず、変わりに各所にセーブ地点が設置されています。

つまり、本作はいわゆるタイムリープをゲームシステムの根幹として取り扱っているわけで、繰り返しプレイしていく中で、世界に散らばるいろいろな要素を手探りで探っていき、攻略していく形になります。

どこでイベントが起こるか、クロックタウン住人のスケジュールを知っていくことも大事ですし、イベントが起こる時間帯が限られているものも多かったです。

住人の行動スケジュールといった情報は『ボンバーズ団員手帳』に、記録されていきます。

もちろん、ダンジョン攻略も3日以内に終わらせなくてはやり直しです。

3日もあるじゃないか、と忙しい現代人からは言われそうですが、

手順をしっかり把握しないと、かなりシビアに感じられる時間配分だったと思います。

更に、あくまでおまけですが、小さな妖精を探す要素もあります。一体、何度3日間を繰り返した事でしょう。

しかし、これがまた本作の魅力でもありました。

 

・不気味な仮面とお面。
本作のもう一つの重要な要素です。

まず、タイトルにもなっている『ムジュラの仮面』は、恐ろしい力を持った、かなり禍々しい仮面で、それを被ってしまったスタルキッドが月を落下させようとしているので、リンクはそれを止め、『ムジュラの仮面』をスタルキッドから取り戻すべく冒険をすることになります。

そしてリンク自身も、多数の不思議な力を持つ仮面・お面を手に入れて、冒険に活用していきます。

全部で24種類の『仮面』あるいは 『お面』がありました。

被ることで色々な効果が得られて、特に『仮面』を被るとリンクの姿が大きく変化します。仮面は、

植物っぽい特徴を持つデクナッツ族の仮面なら『デクナッツリンク』、岩のような特徴を持つゴロン族の仮面なら『ゴロンリンク』、水棲生物のゾーラ族の仮面なら、『ゾーラリンク』となり、それぞれの仮面の元となった種族毎に特色があり、素のリンクの時とは、異なる動きが可能になります。

仮面を被るとやけに不気味な演出があってリンクの姿が変じるので、そういうダークな雰囲気が好きでした。仮面の元となった魂は、それぞれの種族の勇者的な存在だった方々のようですが、なぜか身に付ける度に呪われているかのような雰囲気です。

この他に『鬼神リンク』というものもありますが、これは全部の仮面とお面を集めた上、ラスボス戦直前のちょっとした試練をこなさないと手に入れられない『鬼神の仮面』を被ると変じるもので、

実質、ラスボス戦でしか被れない特殊な仮面です。

かっこつけて、ちょっとした試練とか言いましたが、滅茶苦茶難しかったです。

途中でゾーラリンクで行くところがあるのですが、全くそれまでに習ってないような『水中からスピードを付けて水上に飛び上がる動き』を、シビアなタイミングで、かつ3回も行わなくてはならない部分があり、エンディング前だというのに、泣く程に難しかったです。

しかし、こうして手に入った鬼神の仮面を被るとその苦労の甲斐あって、ラスボス戦は拍子抜けする程簡単になってしまうのでした。

こうした仮面の他に、『お面』があります。

お面と言っても帽子のような感じのものも多く、リンクの姿が原則として変じないものが『お面』とされています。

郵便ポストが覗けるようになる効果があるというだけの『ポストハット』とか、カエルと話せるようになる『ゲーロのお面』とか、足が早くなる『ウサギずきん』や、敵に認知されなくなる『石コロのお面』など色々なものがあります。

ほとんど使う機会がないものもたくさんありましたが、全部集める事で『鬼神の仮面』が手に入りますし、

お面を集める過程や、いつ使うか判らないお面の使いどころを探す事が楽しかったりします。

時のオカリナ

ゼルダ姫からもらったというオカリナです。

あ、そういえば本作ではゼルダ姫はお話に絡みません。本作からプレイした人は「一体何がゼルダの伝説なのだろう」と思うのかも知れません。

話を戻すと、

色々決まった旋律を奏でることで、

それに対応した効果を得ることができます。

例えば、『大翼の歌 (Song of Soaring)』なら、各地にあるフクロウ像の前にワープすることができて、ダンジョン内で演奏すると入口まで戻る効果があり、

『エポナの歌 (Epona's Song)』(奏でるとエポナーエポナーと呼んでるように聴こえます)なら、リンクの愛馬・エポナを呼び出すことができます。牛に聴かせるとミルクが手に入ります。なぜかは忘れましたが…。

その他にも冒険の攻略にピンポイントで役立つ旋律があったりもしますが、

なんと言っても最重要旋律は『時の歌 (Song of Time)』です。

これを演奏することで最初の朝に戻る事ができます。

これのおかげで、リンクは月が落下するまで後3日という、極めて世界滅亡まで残り時間が少ないという圧倒的危機を乗り切る事ができます。

 ちなみに、『時の逆さ歌 (Inverted Song of Time)』という旋律もあり、これを奏でると時間の経過速度が通常の3分の1(『ムジュラ3Dでは2分の1』)になります。

逆に時間を半日(『ムジュラ3D』なら1時間単位)で進めることができる『時の重ね歌 (Song of Double Time)』もあります。

とはいえ、時の逆さ歌と重ね歌は、クリアに必須というわけではないので、若干隠し要素っぽかったです。


・その他のアイテム。

仮面・お面やオカリナ以外にも、おなじみのアイテムである爆弾やフックショットなどなど多数のアイテムが登場し、それらをフルに活用して冒険の様々な謎解きをしていきます。

 

・滅亡まであと3日を繰り返す住人達。

本作の冒険の拠点となるクロックタウンはじめ、その世界は、リンクがいつの間にか迷い混んでしまった異世界『タルミナ』という場所で、3日後に月が落下して滅亡する運命にあります。

クロックタウンの住人達は、それぞれ、最初の朝は穏やかにいつもの日常を始めていくのですが、やがて月が落下し滅亡する運命に気付き、それぞれの終末をむかえていきます。

住人それぞれに決まったスケジュールがあり、それに触れていくのもなかなかにドラマチックなものでした。

特にカーフェイとアンジュさんのイベントは3日間をフルに使う壮大な物語になっていて、介入して、見届けた時の感動はひとしおでした。