ゲームの想い出ノート

ゲームはクリアしたらほぼ手放してしまいますが、ゲームの想い出が薄れていくのは寂しいものがあります。このブログはゲームの想い出が風化する前に形に残したいと考え、綴ったものです。評価やプレイ日記というより、あくまで想い出なので記述内容に偏りや、想い出補正があります(特に昔プレイした作品)。ゲーム攻略の参考にはなりません。

ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち(PS・2000)

ドラゴンクエスト第7弾。

有名なRPGドラゴンクエストシリーズの第7弾です。

ドラクエは9以外全部プレイしましたが、7はドラクエの中でもかなり好きな作品です。

 

・たった一つしかない島。

なんと世界には主人公達が住む島しかない状態でスタートです。

モンスターも出ません。なんとも穏やかな幕開けですが、実はこの島以外は全部魔王に封印されていたという衝撃の事実が後に明らかになります。すさまじい力です。

島の漁村の少年である主人公(デフォルト名アルス)と、この島の王子キーファ、そして主人公の幼なじみにして漁村の網元のお嬢様のマリベルさんの3人が、禁断の地とされている神殿でふしぎな石板を見つけ、それをセットしたら、見知らぬ土地にワープしてしまったところから物語が始まります。

 

・見知らぬ土地。

上述通り、世界にはアルス達が住む島が一つあるばかりで、彼らが見知らぬ土地などないはずでした。

その見知らぬ土地は、実は封印された土地であり、しかもアルス達の世界より過去の世界なのでした。

この過去世界にはモンスターも出ますし、モンスターに支配されていたりします。

過去世界を探索し、ボスモンスターを倒したりすることで封印が解け、現在世界にかつてその土地があった場所に復活します。

他の過去世界の土地に行くには、ふしぎな石板が必要で、しかもことごとくいくつかに割れているので欠片を集めないといけません。

この欠片探しがなんとも面倒くさいというか結構大変な作業で、マップ上でカメラをぐりぐり回して欠片を探し続けます。過去世界にも現在世界にも落ちてるので、とにかくマップというマップをくまなく探さないといけません。

欠片が一つでも足りないと先に進めません。7に対する否定的な意見の大半はこれにつきるといっても過言ではないです。

 

・各地で繰り広げられるドラマチックなエピソード。

各地ではただモンスターを倒すだけではなく、人々やモンスターによるエピソードが用意されています。

このエピソードが、かなり印象的なものが多く、大団円で終わるものもあれば、少し悲しい結末を迎えるもの、昼ドラなみにどろどろした男女の愛憎劇が展開されるもの、悲惨なもの、胸くそ悪いもの、とかなり印象的なエピソードが多かったです。

現代世界と過去世界を股にかけたシナリオも、過去世界と現代世界で変わったもの、変わらないものに接触していくのが毎回楽しかったです。

私見ではドラクエの中でも1、2を争うドラマチックエピソードの宝庫ではないかと思っています。

短編だけでなく、物語のメインとなる魔王に関するシナリオもただ魔王の封印を解いていくだけでなく、予想外な展開もあり面白かったです。

結構細かいところを忘れていたりするので、短編小説集を読むようなノリでまた再プレイしてみたいです。

ちなみにRPG三大胸くそ悪い村の一つ、レブレサックはここにあります。

ただ『鬱』という言葉では言い現せない、人間の嫌なところを見せつけられるというか、どうしようもない胸くそ悪さを感じさせるエピソードです。

その来訪時期がちょうどパーティーのご意見番マリベルさんが抜けてる時なので、こちらの気持ちをずばり代弁してくれるキャラもいないので余計もやもやするのです。

レブレサック以外にも結構7は鬱系エピソード多目です。

 

・難所、ダーマ神殿前。

他にも難所は数あれど、ここのえげつない難所ぶりは今もやたらくっきり覚えています。

RPG史に残るのではないでしょうか。

要点だけ述べると、

『パーティーの戦士的キャラだったキーファ離脱後に訪れるので、そもそも戦力が少ない。』

ダーマ神殿とは7のキャラ育成システムの核である職業転職に深く関わる施設であり、ここを解放する前なので、主人公達は無職である。』

『ただでさえ戦力が少ないのに呪文と特技が封印されている。』

『しかもそれまでの他のエピソードに比べダンジョン攻略が長い。明らかに難所となるように設定されている。』 

苦労したぶん、解放した時の達成感はひとしおでした。

 

・主人公。

デフォルト名はアルスです。なにげにドラクエの主人公でデフォルト名があるのって珍しいのではないでしょうか。他の主人公はえにくすとかナンバリングのような…知らないだけでしょうか。

エスタード島の漁村フィッシュベルの漁師の息子です。

緑の服に緑のフードを被っています。ちょっと容姿は幼く頼りなさげですが、なんと腕に水の精霊の紋章が刻まれていて、特別な現象が起こせたりします。なんとも私の厨二心と血が騒ぐ設定です。

主人公の出自自体は、フィッシュベルの漁師夫婦から産まれた、で間違いないと思うのですが、実は過去世界のシャークアイという海賊と妻の間に出来た赤ちゃんが水の精霊の力で未来に飛ばされ、お腹に宿った、という事らしいです。…たぶん。

ドラクエの主人公である宿命で『はいといいえ』しか口にしない少年ですが、

本作では、誰もいないところで『はなす』コマンドを実行すると他の仲間とお話することができ、ひたすら彼らの言葉に耳を傾ける聞き上手です。

各地の女性達に慕われているようなモテモテ感はあるのですが、フラグを立てるのみという感じで、特定の女性と関係を結んだりすることはありません。

やはりお相手は個人的にはマリベルさんが良いと思います。

 

マリベル

漁村フィッシュベルの網元アミットさんの娘です。典型的お嬢様気質で、わがままで、かなりずけずけものを言うパーティーのご意見番です。

かなり毒舌で特に主人公に対して容赦がないのですが、彼女なりの愛情表現だと思います。

根は優しく、厳しい言動の端々に優しさが感じられます。各地で繰り広げられる惨劇に心を痛め、理不尽な事には怒り、一番プレイヤーの心情を代弁してくれることの多いキャラでした。

冒険の途中で、お父さんが病に倒れ、看病のため一時離脱します。

 

・キーファ。

主人公達の住むエスタード島の王子様なのですが、主人公の親友で、良い意味で王子様らしくない親しみやすい少年です。

彼と遺跡を探検していて主人公の旅が始まっていきます。

物語の割と序盤で訪れた過去世界のユバール族の集落でそこの踊り子・ライラに惚れたので過去世界に残ることにして、パーティーから永久離脱します。

私も「おう頑張れよ」と清々しく送り出したのですが、

直後にダーマ神殿の難所とぶつかり、ここ終わってから抜ければいいのに、とキーファを呪ったこともありました。

 

ガボ

動物と人間の中身がデス・アミーゴという魔物の魔力により入れ替わってしまった過去世界の街オルフィーにて出会う野性味あふれる少年です。

ガボ!」などとしか話せず、街が陥っている状況からなんらかの動物が人間に変えられている事がわかり、その正体は魔物と戦う力を持つ白い狼の子供でした。

過去世界でデス・アミーゴを倒した後も、他の人と動物が元の姿に戻る中、ガボだけそのままの姿です。

現代世界で改心して人間に変じたデス・アミーゴが、ガボを元の姿に戻してくれようとするのですが、デス・アミーゴ自体に魔力がほとんどなくうまくいかなかったのですが、人間の言葉が喋れるようにはなったので、ガボは無邪気に喜んでいました。

以後はつたないながらも人間の言葉を話してくれます。

 

メルビン

なんか英雄で、あったかい石に封印されていたおじいちゃんです。スペックは素早さ以外は破格の良さらしいのですが、どうも好みで4人パーティー組むとあぶれがちで、よくお留守番してました。

 

・アイラ。

現代世界ユバール族の踊る女戦士です。

キーファとライラの子孫らしく、キーファの城に訪れた際「始めて訪れた場所だが懐かしい」と語り、キーファの父である国王も、キーファの妹も彼女の中にキーファの血を感じ、家族のように接してくれます。

これは現代と過去を行き来する設定ならではの出来事で、とても感激しました。

 

・ホンダラ。

アルスの叔父さんで、いい歳して定職にもつかず怪しげな品物を見つけてきては売りつけようとする、まあろくでもない人物なのですが、なんか愛嬌があって憎めません。自分の叔父さんだったら嫌ですが。

しかしこのホンダラの恐ろしいところは、彼が見つけてくるガラクタはゲームの進行になくてはならないものだというところです。

メルビンが封印されていた暖かい石も実はホンダラが見つけたもので、『ホットストーン』などとまんまな命名をして懐にしまっていました。

 なにげに主人公はホンダラ叔父さんに似ているような気もします。

 

・心が欲しい!

ドラクエ7ではダーマ神殿での職業転職システムがあります。

最初は戦士とか、僧侶とか魔法使いとか基本職から就職していって、ある程度戦闘回数を積むことで熟練度があがり、複数職をマスターするとその組み合わせにより上級職につける、というようなシステムになっています。

で、このゲーム、モンスター職というものもあります。

これは、ゲーム中に手に入る『モンスターの心』を使わないとなれない職業で、それぞれ名前の付いたモンスターの職に就くことが可能です。

『スライム』『キメラ』『ホイミスライム』などの下級職、

アンドレアル』『死神きぞく』『いどまじん』などの中級職、

『プラチナキング』『ローズバトラー』『にじくじゃく』などの上級職と区分されているのですが…

とにかく入手が困難で、特に上級職など下手すりゃ1個も手に入らないままゲームを終える可能性もあります。

入手法は主にモンスターが落としたり、カジノの景品だったりです。

別に普通に戦闘回数を積めばなれる人間の職業だけで充分クリア出来るのですが、希少であればあるほど粘りたくなるものです。

心を落とすモンスターを狙って、よくさ迷ってました。

 

・モンスターが仲間にならない!

ちょっと残念ですが、でも戦闘後にモンスターが起き上がり、なつくという要素があります。なつかせると、モンスターパークにモンスターを住まわせる事ができるというもので、のびのびしているモンスターを眺めることができます。コレクション要素ですが、魅力的なご褒美もあります。

 

・フリーズ。

よくフリーズしてた想い出があります。

特に先述の心狩りやレベルや熟練度上げ、モンスターをなつかせようと戦闘を繰り返している時に私はフリーズしてた印象があります。

これは私のPSのせいかと思ってたのですが、ドラクエ7自体がフリーズが起こりやすいそうです。